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9.7型iPad Pro内蔵の「Apple SIM」を香港&中国で試してみた!

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香港と深セン、中国でもインターネットの普及が成熟していると思われる、二つの地域でApple SIMの威力を試した
香港と深セン、中国でもインターネットの普及が成熟していると思われる、二つの地域でApple SIMの威力を試した 全 12 枚
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■何はともあれWi-Fiにつなぐ必要があった

 まずは「香港編」から。iPadの「設定」には、特に「Apple SIM」と記載されているメニューはない。「設定」>「モバイルデータ通信」とたどり、「データ通信プランを選択」の中から「新規プランを追加」と選択すれば、現在いる国・地域で有効な「モバイルデータ通信アカウント」を選ぶ画面が立ち上がる……はずなのだが、ここまでスムーズに来られるのは日本にいた時にセルラー通信でインターネットにつながることができたからだったようだ。

 空港からホテルまで移動するバスで設定してしまおうと計画していたが、いつまで待ってもアカウントの選択画面が表示されない。どうやらiPadがインターネットにつながっている必要があるみたいだ。ホテルに到着して、iPadをWi-Fiにつないでメニューを起動してみたところ、利用できるキャリアが表示された。

 iPadをWi-Fiに接続してから、腰を落ち着けて香港でのApple SIMの設定を進めていった。筆者が滞在したエリアでは、通信キャリアを「AlwaysOnline」と「GigSky」の2件から選べた。それぞれのプランの内容を比較してみる。今回の香港滞在は2日半ほどの短い期間だったので、その間できる限り安くてデータ量を多めに使えるプランを選びたかったが、GigSkyは「3日間/100MB」で15米ドル(約1,600円)。しかも速度はLTEではなく3Gだ。AlwaysOnlineは「時間割」「日割」「容量ごと」にもう少し細かいプラン区分になっていて、しかもLTE対応なのだが、例えば「日割(24時間)」のプランは200MBで9.99ドルと、これもまた経済的な選択ではないように思える。そもそもホテルに滞在する時間が長そうなので、どうしてもセルラー通信でインターネットにつながらないと困るシチュエーションは今回はそんなに多くなさそうだったので、GigSkyの一番安い「3日間/100MB」のプランを使ってみることにした。

 はじめにGigSkyのユーザーアカウントを作成後、支払いに使うカードの詳細など個人情報を登録する。日本でつくったクレジットカードだったので、登録項目の中にある「お住まいの国」を「日本」にするのだが、エラーになって登録が先に進まない。試しに「香港」を選択したら次の項目に進めた。なんだか釈然としなかったものの、ひとまずこれでアンテナも立って、通信ができるようになったのでよしとしよう。「設定」>「モバイルデータ通信」の画面からは、GigSkyのプランの使用期間とデータ容量がモニターできる。
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《山本 敦》

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