Netflix、データ通信量を自分で選択できる新機能を追加 | RBB TODAY

Netflix、データ通信量を自分で選択できる新機能を追加

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「Netflix」アプリアイコン
「Netflix」アプリアイコン 全 4 枚
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 日常的に利用されるようになった動画見放題サービスだが、悩ましいのがスマートフォン視聴時のデータ通信量の問題だ。とにかく動画はデータ量を大きく消費するので、あっというまに上限まで使い尽くしてしまうこともしばしばだ。

 対策としては、Wi-Fiでの視聴に限る、容量無制限のプランに切り替えるといったことが考えられるが、あまり上策ではない。逆に動画見放題サービス側で考えると、「動画ダウンロード」によるオフライン再生が考えられる。たとえば、AmazonプライムビデオやdTVは、画質を選択して動画ダウンロードが可能だが、これもスマートフォンの容量を消費するというデメリットがある。またNetflixやHuluは、そもそも動画ダウンロードに対応していない。

 今回Netflixでは、モバイル通信でのストリーミング再生時に、データ使用量をユーザー自身が設定・管理できる機能の提供を開始した。

 この新機能では、ストリーミング再生のデータ量について「低・中・高・無制限」の4段階で設定できるというもの。Wi-Fi時のみ再生する「オフ」、自動的にバランスをとる「自動設定」の用意されており、計6タイプから選択が可能となっている。デフォルトでは、「低」と「中」の間ぐらいの設定で、ビットレート毎秒600キロビットに相当するとのこと。

・設定可能なタイプ
 オフ:Wi-Fi接続時のみ、ストリーミング再生
 自動設定:動画の画質とデータ使用量のバランスをもとに自動でデータ使用量を調整
 低:1GBあたりの視聴時間:約4時間
 中:1GBあたりの視聴時間:約2時間
 高:1GBあたりの視聴時間:約1時間
 無制限:1GBあたりの視聴時間:約20分。最高レベルの画質

 たとえば3GBまでのデータプランでスマートフォンを使っている場合、「高」で設定すると3時間程度の視聴が限界だが、「低」で設定すれば12時間程度まで視聴可能となる見込みだ。

 新機能は「Netflix」アプリを最新版にし、メニューの「アプリ設定」→「モバイルデータ使用量」から選択が可能。なおモバイルデバイスで携帯通信回線を使用して視聴する場合にのみ、設定が反映され、Wi-Fi接続時やテザリングでのストリーミング再生時には反映されないとのこと。

 通信量を選択できるはありがたいが、Netflixには、そろそろダウンロード再生にも対応してほしいところだ(また長時間再生時に、自動でストップしてしまうのも、気分がそがれるので改善してほしい)。

《赤坂薫》

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