仕事でもLINE必須? 「同僚と交換するアカウント」LINEが圧倒的多数のワケ
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ウェブクルーが3月に実施し、12日に結果を発表した結果(全国20~40代の男女860人が対象)によると、「職場で知り合った人と最初に交換するSNSのアカウント」について、20代・30代・40代すべての世代について、「LINE」が1位という結果になった。その割合について、20代と30代では70%以上、40代でも66%以上がLINEのアカウントを交換すると回答。2位のFacebookは20代で9.2%、30代で8.9%、40代で9.3%と1割にも至らず、飛び抜けてLINEが多く利用されていた。
この結果について、LINEはチャットツールとしての側面が大きく、“連絡をスムーズにする目的のため”とも思われたが、自由回答を見ると、それだけではないことが浮き彫りになってくる。
「LINEのアカウントを交換する理由」としては、「多くの人がLINEを使っているから交換しやすい」(20代女性)、「LINE交換が一番しやすいから」(40代男性)のほか、「仕事とプライベートで必要なので交換します」(30代男性)、「LINEは仕事で必要なので交換します」(30代女性)、「LINEがないと仕事に支障が出るので交換します」(30代男性)という声があがっており、「仕事のツール」として、すでにLINEが定着していることが前提になっているからだ。
たとえば、ビジネスマンのSNSとしてFacebookが重視され、その利用が当たり前となっていたとしても、「Facebook自体を仕事現場で使う」という使い方はあまりされていない。どちらかというと、マーケティングツールなどとして使うのが主眼だ。コミュニケーション機能が高いTwitterでは秘匿性に心配が残る。そのため、LINEがビジネスツールとしても、圧倒的支持を受けているというのが現状のようだ。すでにLINEアカウントは、電話番号のように“仕事で必要”“ないと支障が出る”存在なのだろう。
一方で、プライベートでも使われるのが、こうした一般SNS。そのためか、「会社の同僚がSNSに投稿していたら、もっとも不快に思う投稿」という質問では、「仕事の充実をアピールする投稿」と「仕事にまつわるネガティブな投稿」という、相反する内容が2トップ。なかなかに人間くさい捉え方もされているようだ。
《赤坂薫》
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