「人間にしかできないことは何か」を考え続けているという羽生は、人工知能の現場で何を見たのか。事前の会見で羽生は「『こんなところまで進んでいる』ということを伝えたい」とコメント、さらに「非常に早い進歩だが、物理的制約が伴うと難しい」と実感した一方で、「実用的に活用される段階、ルール作りの段階に来ている」などと発言している。
番組では、囲碁対局で勝利した人工知能を開発したイギリスの研究者、ガンを画像から精緻に見分ける人工知能を発明したアメリカのベンチャー企業、人工知能に感情を持たせる研究を続ける日本企業などを取材した。
「NHKスペシャル / 天使か悪魔か 羽生善治 人工知能を探る」は15日午後9時00分~9時49分、NHK総合で放送予定。