山間部での防災利用を想定した920MHz無線伝送システム
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
実証実験では土石流危険箇所を想定して山間地点に設置した子機から、防災拠点を想定した事務所への約10km間で監視カメラの映像と水位データをリアルタイム伝送し、事務所からの監視カメラ遠隔操作や、警報装置の起動などが行えるかを確認した。
同社の920MHz特定小電力無線機「Echoes LINK」は、見通し約30kmで813bps、山間などの見通しがきかない地域でも244bpsによる約2kmの長距離伝送を可能としている。
今までこうした山間部と防災拠点をつなぐ無線伝送では、確実に通信を行うために、多数の中継用の無線機の設置が必要だったが、同技術ならば無線機数を削減でき、低コストでの環境監視センサネットワークを構築することがが可能となる。
中継点から防災拠点の基幹への伝送は、同社の4.9GHz帯長距離無線LAN「FalconWAVE」を使用して、高速大容量通信と共用が可能とのこと。
《防犯システム取材班/小池明》
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