Pepper、Android対応に!開発者向けに7月発売
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■開発者の数は100倍に
ソフトバンクロボティクスでは、Androidに対応させることで世界中のデベロッパーがロボットアプリの開発に参入することを期待している。登壇したソフトバンクロボティクス 代表取締役社長の冨澤文秀氏は「開発者の数が100倍になる」と期待感をにじませた。なお7月のAndroid対応Pepperの発売に先立ち、Androidのプラットフォーム上でロボアプリの開発が可能になる新しいソフトウエア開発キット「Pepper SDK for Android Studio」(ベータ版)が19日より提供開始されている。
開発者向けの新モデルではPepperの胸部ディスプレイがAndroid搭載となるほか、Pepperに搭載されている「NAOqi(ナオキ) OS」との連携も容易になっている。ちなみに従来のSDKである「Choregraphe(コレグラフ)」も引き続き提供されるとのことで、Choregrapheで開発したロボアプリはAndroidに対応したPepperでも利用可能だという。また、これまで一般向けに販売されてきたPepperも、今後のアップデートでAndroidに対応させる予定だ。
同社ではGoogle Playを通じてロボットアプリを展開することも視野に入れている。折しも、米国では現在「Google I/O 2016」が開催中だが、この会場においてもPepperとAndroidのセッションが予定されているという。
冨澤氏は「ふたつのプラットフォームが組み合わされると、価値が大きく上がる。今後はソフトバンクらしく、市場と対話しながら価値あるものを追求していきたい。2020年の東京オリンピックの頃には、やっぱり日本はすごい、と皆をあっと驚かせるものを提供する」と意気込んだ。
■Pepperがさらに面白くなる
続いて、ソフトバンクロボティクス プロダクト本部 取締役本部長の蓮実一隆氏が登壇して詳細を説明した。既述の「Android Studio」は、Pepperがいない環境でも専用アプリを開発できる。これについて蓮実氏は「ロボアプリの開発に必要なツールがすべて詰まっている。環境構築から開発、リリースまで対応できる」と説明した。
《近藤謙太郎》
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