窓ガラスが自己発電!? 航空機・自動車向け“スマート・ガラス”
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サンパートナー・テクノロジーズは2008年に南仏プロヴァンス地方に創立したソーラー関連の新エネルギー技術を開発するベンチャー企業だ。今年の2月に開催されたMWC 2016では、照射3分で通話1分が可能になるというWysipsシリーズの透明ソーラーパネルを乗せたスマートフォンのプロトタイプを京セラが展示して注目を集めた。NTTグループのコーポレートベンチャーキャピタルであるNTTドコモ・ベンチャーズも同社の技術開発に投資するパートナーのひとつだ。
同社は現在南仏に2ヵ所の拠点を持ち、Wysips技術の核となる半導体回路設計を中心に約60名のスタッフが太陽光発電システムを開発している。これまでに150の特許を取得し、ライセンス供与もビジネスの柱のひとつにしながら、2008年以降は提携先や投資家などから4,500万ユーロの資金を調達してきた。現在はNTTドコモ・ベンチャーズのバックアップも得て、日本国内での技術紹介、各分野でのパートナー締結も積極的に進めている。本日の技術説明会には同社CEOのリュドヴィク・デブロア氏が出席し、Wisypsの技術が誕生した経緯とその特徴を語った。
「Wysips」の語源は「What You See Is Photovoltaic Sufrace」に由来しており、その背景には「生活の周囲にある全ての平面がソーラーパネルにできる」という同社のコーポレートポリシーが横たわっている。「環境にやさしい再生可能エネルギー市場に大きな可能性を感じて企業を設立した。それから今日まで、私の予想した通りにスマート・エネルギーに対する注目は日増しに高まっており、当社のビジネスも順調に右肩上がりの成長を続けている」というデブロア氏は、「特に日本はハイテクに対する関心が高く、今後当社の売り上げの約半分を支える成長市場になるだろう」と期待を寄せる。
《山本 敦》
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