電子の集中豪雨、JAXAが観測!
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CALETの観測データによって、ISSが夕方から夜にかけて磁気緯度の高い地域を通過する際、数分間にわたって大量の放射線電子が降り注ぐ「電子の集中豪雨」がISSでも起こっていることを初めて明らかにした。その準周期的な強弱の現れ方などから、電磁イオンサイクロトロン波と呼ばれる「オーロラのさざ波」を感じて、大気に落とされたバンアレン帯の電子だと考えられるとしている。
電子の集中豪雨は人工衛星の帯電による障害や、中層大気のオゾン破壊の原因となるため、今後、宇宙天気予報の研究や大気化学の研究に役立つことが見込まれる。
今回の研究成果は、Geophysical Research Lettersにオンライン掲載された。
JAXA、ISS「きぼう」に搭載したCALETで電子の集中豪雨を観測
《レスポンス編集部@レスポンス》
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