夏モデル10機種発表のKDDI田中社長「機種の選択肢を狭めることは間違いだと考えを改めた」
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田中氏:そのつもりだ。できるだけ分かりやすくしながら充実させていく。
--- au STARロイヤルが業績に与える影響をどうみる。
田中氏:ロイヤルプログラムはコストをお客様にお返しするので業績としてはネガティブ要因になると思っている。ただこういうことを実施するのは前々から検討してきたことなので、業績予想にはすでに織り込み済みだ。MNPの流動がほとんどなくなってきており、動きはMVNOへの流出ぐらいだが、これも今回の決算発表でお伝えした業績予想に織り込んでいるので変更はない。
--- 他のキャリアも長期利用者向けの優遇プランを発表、これらと比較してauのサービスはどこにメリットがあるのか。
田中氏:当社の場合はお客様のご加入プランや利用年数によって内容が変わってくるので、一概には比較できない。ポイントがいろんな所で使えて、通信料金の支払いにも利用できるのはメリットだが、単純な比較はむずかしいと思う。
--- MVNOへの流出対策は。
田中氏:私たちのように設備を持った通信オペレーターはお客様が色んな付加価値を評価してもらえるよう、総合的なサービスを充実させていくべきだと考えている。MVNOのサービスについては、連結子会社のUQコミュニケーションに頑張ってもらいたい。
--- au STARのサービスが開始した後も、既存のau WALLETのポイントは残るのか、併用は可能か。データ通信にではなく支払額へのポイントにはならないのか。
田中氏:新サービスはすべてアドオンで追加されるので、既存のサービスに影響はない。電話料金に関するものは現在ほぼ定額になりつつあるので、データ通信にあてた方が分かりやすいと考えた。
--- 長期利用ユーザーの重要性をどうとらえている。
田中氏:感謝の気持ちを伝えるための一つの手法にポイントバックを考えたが、本当に大事なことはそれだけではないことがわかった。よりお客様とのタッチポイントを密にし、コミュニケーションを深めていきながらヒューマンなサービスを厚くしていくことがキャリアにとって大切だ。新製品のラインナップ構成を増やしたこともその一環だが、ある程度の「チャレンジ」は必要だ。
--- 夏モデルのスマホ“第二弾”はどんなラインナップになる。
田中氏:それが言えるぐらいなら今日ここで発表している(笑)。一緒に発表すればいいじゃないかという声もあったが、少し特徴をアピールしたい機種なので第二弾とした。
--- なぜいま海外ローミングサービスを発表したのか。
田中氏:これは自信を持ってお届けする新サービス。本当に時間をかけて検討しながら、ダメ出しにも対応してここまでこぎつけた。本当は昨年の夏に発表するつもりだったが、ユーザーが日本で加入しているデータ定額プランの容量をそのまま使えるようにしたかったので、そのハードルをクリアするためにここまで練り上げた。地味だけどいいサービスじゃないだろうか。
《山本 敦》
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