“SNSに広告”は当たり前、「印象悪くならない」「広告もシェア」
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こうしたSNS系Webサービスの広告状況について、ジャストシステムが毎月実施している「モバイル&ソーシャルメディア月次定点調査」の最新版(2016年5月度、有効回答数1,100名)結果によると、比較的ユーザーからの拒否は少なく、受容が進んでいることが明らかとなった。
YouTubeは今年4月に、本編前にスキップできない「バンパー広告」を表示する方針を発表したが、「6秒」と短いこともあり、「そんなにストレスにならないと思う」38.9%、「動画の離脱原因になりにくい」37.3%、「広告やYouTubeへの印象も悪くならない」35.7%と、いずれも否定的な意見を上回った。ただし「6秒間ぐらいなら再生途中に表示されても我慢できると思う」「それぐらい短い秒数の方が、かえって印象に残るからいいと思う」については、否定的な回答のほうが上回っている。
またInstagramの広告を見たことがある人に、広告への反応を聞いたところ、「Instagramの広告経由で、サイトを閲覧したことがある」30.5%、「いいねをしたことがある」25.8%、「動画を視聴したことがある」22.7%と、いずれも2割を越えた。「Instagramの広告経由でシェア・コメントしたことがある」人も19.5%と、2割に迫る。この割合は、Facebook(11.7%)、Twitter(リツィート。14.7%)より高い。
さらにFacebookで広告を見たことがある人に、広告への反応を聞いたところ、「Facebookでの広告経由で、サイト閲覧をしたことがある」は32.7%だった。これは前述のInstagram(30.5%)、またTwitter(30.7%)をやや上回っている。これらのことから、ほぼ3割のユーザーが、SNSで広告を見た場合、サイト閲覧などの行動を起こしていると考えられる。広告を避けたりブロックしたりするのでなく、それもSNSの一環として受容するユーザーが一般的になってきたといえるだろう。
《赤坂薫》
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