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【体験レポート】格安SIM(mineo)に乗り換えた!

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通販サイトで購入した「mineoエントリーパッケージ」に新規事務手数料が無料になるコード番号が記載されている。
通販サイトで購入した「mineoエントリーパッケージ」に新規事務手数料が無料になるコード番号が記載されている。 全 8 枚
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 MNP転入が成功すれば次は端末のネットワークの設定を実行する。この設定が正しくできてはじめてデータ通信が可能となるので正確に入力しなければならない。詳細はこうだ。端末メニューの「設定」で「ネットワーク接続」からWi-FiとBluetoothを無効にする。そして「その他の設定」を開いて「モバイルネットワーク」をタップすると「CPA接続設定」が選択可能となり「詳細設定」から任意のAPN名とユーザー名それとパスワードを入力する(パラメータは「mineoご利用ガイド」に記載されている)。認証タイプはCHAPを選択すればよい。入力が済めば「CPA接続設定」に戻って「設定を有効化」にチェックを入れる(筆者の端末では、この有効化にチェックを入れていても何かの拍子にチェックが消えてデータ通信が不通となる現象が発生しており少々悩まされている)。これで正しく設定ができていればインターネットに接続可能だ。念のために連絡先へのメール送信やSNSなどいつものスマホ環境に変わりが無いか確かめておく。

 もちろん、自宅や職場などWi-Fiサービスエリアであれば端末のWi-Fi設定を有効にしてログインすれば以後自動的にリンクしてくれるプロセスは従来通り変わりない。ただし、以前auIDでログインして使用していたアプリはしっかり使えなくなっている。au Eメールは当然のことながらau Cloudもアクセス不可能だ。つまり受信したメールやクラウドに保管しておいたデータにアクセスできない事を意味する。これらは今後代替のアプリを使うことで対応することになる。

 なお、筆者は4月の末日に回線の切り替え作業を実行した(もう一台は4月29日)。これは2016年1月1日からauは、解約月の料金は月割りで請求されることとなり、一方のmineoは日割り計算である。であれば月末が切替に最も条件の良いタイミングだと考えたからだ。つまり月初の1日だとauにもmineoにも一ヶ月の料金を支払うことになる。ただ、筆者がmineoに契約したプラン(Aプラン090+3GB)だと一ヶ月分を払っても基本料金は1台あたり1,630円だ。功を奏して結局、筆者がmineoに支払う4月分は2回線合わせて166円で5月分は3,159円だった(金額は全て税込)。ただし090通話料は翌々月末に請求されるので5月の支払には含まれていない。

 では次にデータ通信回線の性能を調べてみよう。スピード測定はRBB SPEED TESTアプリを使って計測した。時間帯によって多少変化するようだが平日の午後5時40分ごろに連続3回測定した結果は平均値で上り6.95Mbps下り2.77Mbpsとなった。数値的には大手キャリアの速度と比較にならないがコストを考慮しても「やっぱりね」と妙に納得してしまうのは筆者だけだろうか。

 格安SIMに乗り替えて今日で40日が過ぎようとしているが、一日の大半をWi-Fi接続環境で過ごしている状況下は別として、外出したときに上述のCPA接続が不意に外れてしまってネットが繋がらない現象がある。端末特有の問題なのか否か、まだわからない。ただ、繋がっていればすこぶる快調で格安感を満喫できる(CPA接続とは別にモバイルネットワーク設定にAPN接続もあって試しに設定して使用してみると、テザリングは無理だがこの端末だけならシームレスなネット接続が可能だ)。

 筆者の場合、たまに取材現場から写真や原稿を編集部へポストすることもある。この時にスカスカと使えるかどうかが一番の心配ネタだが、このレポートをポストする際にあえてWi-Fiは使用せず格安SIM回線でアップロードしてみようと思っている。
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《RBB TODAY》

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