■「iOS10」の発表とSiriの開放
これはもはや定例化していることだが、今年もiOSデバイス向けの次期基本ソフトの発表がありそうだ。iPhone 7シリーズなどにプリインストールされる「iOS10」では、暗所での視認性が向上する「ダークモード」の搭載や「HomeKit」アプリがスタンドアローン化すると噂されているが、いずれもやや小幅なアップデート内容。これは、iPhone 7シリーズがマイナーアップデートになるとの情報と相関があるのかもしれない。
ユーザーが恩恵を受けるには時間がかかるかもしれないが、Siriがサードパーティ向けに開放されるという情報もある。仮にSiriのSDKにアクセスが可能となれば、Siriとさまざまなアプリの連携強化が果たされ、将来的には面白いUIに育っていくかもしれない。
■App Storeの刷新
すでにAppleが一部明らかにしている通り、「WWDC 2016」ではApp Storeの大幅なリニューアルが予定されている。そこでは、検索連動型の広告が導入されるほか、アプリの審査時間の短縮、開発者との収益按分の変更が案内されているが、もしかすると、これらの他にも何かが語られるかもしれない。