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【現場レポート】利便性と安全性の両立を目指すスマートセキュリティの最前線@成田空港

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成田空港の従業員通路で行われた実証実験のひとコマ。従業員用IDカードをゲートにかざす際に爆発物の微粒子を採取し、顔認証システムで“なりすまし”でないかをチェックする(撮影:防犯システム取材班)
成田空港の従業員通路で行われた実証実験のひとコマ。従業員用IDカードをゲートにかざす際に爆発物の微粒子を採取し、顔認証システムで“なりすまし”でないかをチェックする(撮影:防犯システム取材班) 全 6 枚
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 ちなみに顔認証に関しては、IDカードの受け渡しなどによる成りすましを防ぐことができ、「爆発物探知装置内蔵入場ゲート」に関しては手などに付着した微粒子を採取して、3秒以内に爆発物(TNT、PETN、TATPなど)の有無を探知するというものになる。

 従業員を対象とした実証実験では、爆発物を検知はもちろんのこと、揮発性が高い化粧品などの危険性がない付着物に対する誤動作防止や、周辺環境における取得データの差異などを検証することも狙いにあるそうだ。

 具体的な運用開始時期に関しては明言されることはなかったが、すでに羽田空港や中部国際空港でも実証実験が行われており、2020年のオリンピックに向けて、急ピッチで実用化へと進んでいくことが予想される。

 また、国産技術が結集されたシステムとなり、さらに他に類を見ないテロ対策システムとなるため、全世界に日本の技術を大きくアピールできるという面でも期待がかかる。
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《防犯システム取材班/小池明》

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