【オトナのガジェット研究所】iPhoneに双眼鏡を取り付けて超望遠撮影できる「SNAPZOOM II」を使ってみた
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SNAPZOOMはもともと、ハワイに住む2人のサーファーが、スマホを使って仲間と波の映像を撮るために手作りしたガジェットだったが、その後メーカーとしてエフ・ティ・アセットを設立して商品化。クラウドファンディングサービスに発信したところ反響を呼び、昨年末から日本国内に本格上陸を果たした。国内の輸入販売元はケンコー・トキナーになる。想定売価は13,500円前後。
本体の構造は極めてシンプルで、前側に双眼鏡など光学機器を取り付けて、後ろ側にカメラを起動したスマホを合体させる、クリップ状のアタッチメントだ。使い方も基本的にはアナログで、バッテリーは不要。スマホのカメラで双眼鏡などをのぞき込んで写真を撮るスタイルを固定させる器具と考えればいい。
製品名に「II」が付いているのは初代機から大きく3つの点を改良したからだ。本体には「幅(短辺)93mm・厚さ23mm以内」のカメラ付モバイル端末が取り付けられるとしているが、iPhone 6s Plusなど一部のスマホではカメラユニットがかなり本体のコーナー寄りに配置されているため、装着に一手間かかっていた。これを改善して、本体の隙間からスマホのカメラをのぞかせる穴を広げたことで対応デバイスを増やしたことが第一の改良点だ。
続いて2点目は光学機器側の改良だ。双眼鏡など、対応する光学機器はレンズの直径が30~55mmであることが条件として求められていたが、この最小直径サイズを23mmにまで拡大した。なお双眼鏡の場合、目を近づける筒状の接眼部分も24mm以上の長さであることが条件になる。これが短かったり、あるいはそもそも無い双眼鏡の組み合わせでは、今回紹介するガジェットは使えないので注意だ。
商品パッケージにはSNAPZOOM IIの本体のほか、付属品を入れて持ち歩けるキャリングポーチが付属。これが第3の改良点だ。なお、スマホや光学機器の装着状態を微調整するためのドライバーにゴムパッド、もし単眼鏡を取り付けた時には本体のバランスを調整できるよう、カウンターウェイトなども合わせて同梱している。
《山本 敦》
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