IoTで地域活性化!オムロン&福井大が取り組み開始 | RBB TODAY

IoTで地域活性化!オムロン&福井大が取り組み開始

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「OKAO Vision」は顔検出や顔器官検出、顔認証などが可能な顔画像センシング技術。老若男女、国籍問わず、様々な環境下における人画像をリアルタイムに検出・認識する(画像は公式Webサイトより)
「OKAO Vision」は顔検出や顔器官検出、顔認証などが可能な顔画像センシング技術。老若男女、国籍問わず、様々な環境下における人画像をリアルタイムに検出・認識する(画像は公式Webサイトより) 全 2 枚
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 オムロンと福井大学は30日、地域活性化を目的にオムロンの顔画像センシング技術「OKAO Vision」などを活用した経営学的研究を推進していくことに合意した。

 研究内容としては、オムロンのネットワークカメラセンサー「ヒューマンビジョンコンポ HVC-C2W」を福井県内の自治体施設や商業店舗等に設置し、同機に搭載された顔画像センシング技術「OKAO Vision」が地域活性化においてどれだけの効果があるかを検証していく。

 研究に使用される「ヒューマンビジョンコンポ HVC-C2W」は、顔検出や顔器官検出、顔認証などが可能な顔画像センシング技術「OKAO Vision」を搭載し、顔認証や顔検出に加え年齢推定、性別推定、ペット検出など11種類のセンシングが可能なデバイスとなる。

 オムロンは「ヒューマンビジョンコンポ HVC-C2W」と専用アプリケーションソフトウェア「マーケティングアプリ」を用い、来訪者の性別や年齢などの情報を収集する。

 福井大学は得られたデータを基に、ソフトウェア上で時間ごとの来訪者の変化等を分析し、公共施設の利便性の向上や店舗等の売り上げを拡大するための仕組みづくりに取り組んでいく。

 また、福井大学は現在、キャンパスを構える福井県吉田郡永平寺町とともに、永平寺町を「学生が集い活力のある地域」とするためのまちづくりに取り組んでおり、同研究では永平寺町の協力を得て、同町の役場や図書館などの公共施設にネットワークカメラセンサーを設置。最初の調査フィールドとして研究を進めていく。

 IoT時代における人と機械のインターフェースとして重要な役割を担う顔画像センシング技術。同研究を通じ、福井大学は地域研究の新たなモデル構築を、オムロンは安心・安全で快適な社会の実現に貢献する新たなアプリケーション創出を目指していくそうだ。

《防犯システム取材班/鷹野弘》

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