トンネル&プラント事故で活動可能な防爆仕様の移動ロボット | RBB TODAY

トンネル&プラント事故で活動可能な防爆仕様の移動ロボット

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本体重量は約60Kg、毎時1.2Kmで走行し、階段の昇降も可能となっている。本体にはPTZカメラとガス検知器を搭載(画像はプレスリリースより)
本体重量は約60Kg、毎時1.2Kmで走行し、階段の昇降も可能となっている。本体にはPTZカメラとガス検知器を搭載(画像はプレスリリースより) 全 2 枚
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 三菱重工業と千葉工業大学は12日、防爆性能を備えた遠隔操縦式の移動ロボット「桜2号(防爆仕様)※「2」はローマ数字」を共同開発したことを発表した。日本国内の防爆認証を取得した遠隔操作が可能なロボットは国内初となる。

 「 桜2号(防爆仕様)」は、千葉工大が開発した原子力発電プラント事故収束支援活動などで実績のあるロボット「櫻弐號(サクラニゴウ)」をベースとして、三菱重工が防爆仕様を実現したもの。

 引火・爆発の危険性があるトンネル事故での情報収集をはじめ、石油精製プラントや化学プラント、発電所などでの災害時の緊急点検や復旧作業などに適した仕様となっている。

 国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「インフラ維持管理・更新等の社会課題対応システム開発プロジェクト」による委託助成を受けて開発が行われ、国内の防爆型式検定に適合している。また、欧州などで広く採用されているATEX指令に基づいた防爆認証も取得予定となっている。

《防犯システム取材班/小池明》

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