1周年の「au WALLET Market」、リアル&ネット店舗で累計会員数350万を突破
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■リアル・オンラインともに利用者は順調に拡大
説明会にはKDDIのコンシューママーケティング本部 コンシューマビジネス開発部長の村元伸弥氏が登壇。「KDDIが携帯・固定電話を中心にお客様へ提供してきた価値を広げてライフデザイン企業へと変革していくための取り組みとして、auでんきやさまざまな金融商品とともに展開してきたサービスがau WALLET Marketだった」と成り立ちを振り返る。
au WALLET Marketではauが厳選した商品をリアルのauショップ、またはオンラインからでも購入できるのが特徴だ。特にauショップではスタッフによる丁寧な接客スタイルでの販売が、ネットショッピングを使いなれていないシニア層から好評を得て、全国の地域経済にも溶け込みながら会員数を順調に伸ばしてきているという。ショップでは対面販売の際に専用のタブレットを用いて、商品のイメージを見ながら買い物ができたり、配送日指定やポイントの利用なども手軽にできるところが好評を得ている。
Webサイトからはモバイル端末やPCで商品が購入できる仕組みが整う。こちらは30代から50代のITリテラシーが比較的高いユーザーを中心に活用されているようで、エステやレストランのチケットをタイムセール形式で販売する試みが奏功し、女性のユーザー比率が高めであることも特徴だ。「モノだけでなく、コト体験を充実させてきたことがユーザーの拡大、他社eコマースサービスとの差別化につながっている」と村元氏は手ごたえを感じている様子だ。
物販サービスの利用は8月2日時点で累計会員数が350万を突破。村元氏は右肩上がりで好調に伸びてきたと強調する。売り上げは2015年12月の数字を今年の7月のものに比べると約2倍に成長。ネットとリアルの利用構成比率が7対3から5対5へとバランスよく伸ばせていることが大事と村元氏は説いている。
実際にauショップでの対応店舗数が拡大している。サービスイン当初は直営店4店舗から実験的に始めた試みだったが、すぐさま昨年9月1日に108店舗へ拡大、12月7日には全国2,500店舗へ一気に増やしてきた。店頭での接客オペレーションも徐々に馴染み、良質なアイテムを上手に顧客へ勧めるための工夫がスタッフに浸透してきたことを村元氏はアピールする。
人気商品はウォーターサーバーや米・パン、加工食品など日常品が上位に食い込む。買い物の際にかさばって持ち運びにくいため、デリバリーサービスが利用できる点が好評を博しているようだ。オンラインの場合は、auセレクトのデジタルガジェット、インテリアなどライフスタイルグッズの購入が多く、女性にはレストランのチケットなどが多く利用されているという。
《山本 敦》
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