3秒で検知!ウォークスルー型爆発物探知装置が製品化
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同装置は文部科学省の5か年計画プロジェクトのもと山梨大学、日本信号と共同で開発されたもので、2012年の試作に始まり、近年では空港や駅などでの実証実験が行われていた。
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IDカードでの本人認証時に付着した微粒子を採取し、内蔵した装置で爆発物由来の粒子を約3秒で検出する。1時間あたり1,200人の検査を行える能力があり、通行を妨げずに検査することが可能となっている。
まずは、発電所やデータセンターなどの重要インフラ施設での導入展開を行い、今後は空港や駅をはじめ、イベント会場など公共スペースでの運用なども予定している。
今年6月に成田空港での実証実験(関連記事:【現場レポート】利便性と安全性の両立を目指すスマートセキュリティの最前線@成田空港)でも使用されていた試作機では、IDカードをかざす際に空気流を当てて微粒子を検出していたが、製品化された本機ではIDカードを差込式にすることで、安定した角度での空気流により、より短時間で正確な検査を可能にした。同時に各ユニットのモジュール化とコンパクト化が行われ、ゲート本体の幅も小型化されている。
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《防犯システム取材班/小池明》
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