ロボットだけど“柔らかい”? ケアロボット「ミエちゃん」 | RBB TODAY

ロボットだけど“柔らかい”? ケアロボット「ミエちゃん」

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「YaWaRaKaロボD」の採用イメージとして参考展示されていたパーソナルケアロボット「ミエちゃん」。外装部分は全て柔らかな素材で構成されている。後述の接触検出機能が組み込まれており、人や障害物との接触を検知する(撮影:防犯システム取材班)
「YaWaRaKaロボD」の採用イメージとして参考展示されていたパーソナルケアロボット「ミエちゃん」。外装部分は全て柔らかな素材で構成されている。後述の接触検出機能が組み込まれており、人や障害物との接触を検知する(撮影:防犯システム取材班) 全 2 枚
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 見守り・介護ロボットが実用化が現実味を帯びてきた昨今では、ロボット外装の素材などでも、さまざまな技術が開発されている。

 柔軟素材の切削加工などを手がける三重木型製作所は、21日まで東京ビッグサイトで開催された「Japan Robot Week2016」で、ロボットが人に接触した時に衝撃を緩和・軽減できる「YaWaRaKaロボD」を使ったパーソナルケアロボット「ミエちゃん」の参考展示を行った。

 「ミエちゃん」に使われている防護ボディ「YaWaRaKaロボD」は、介護ロボットの外装での使用を想定した柔軟素材で、クッション性があり衝撃を吸収する柔らかなNC切削成型体となっている。

 介護ロボットなどで使用する際には、素材の柔らかさにより、安全性の実現と、少ない接触検出装置だけで「人が触った」「障害物に触れた」という状況を検知できるといったメリットが出てくる。

 NC(数値制御)切削成型のため形状の自由度が高く、同社では試作対応などから量産まで柔軟な対応を可能としている。

 パーソナルケアロボットは、硬質素材のボディでは固くて冷たいイメージになったり、人と接触した際に怪我をさせないかということまで考慮する必要が出てくるが、同素材を使えばそれらの課題は解消できる。

 「YaWaRaKaロボD」のような素材面でのアプローチは、ケアロボットに求められる機能面から一歩進んだものとも言えそうだ。

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《防犯システム取材班/小池明》

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