大災害後の生存者捜索に。人命探査装置のレンタル開始
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同製品は、電磁波レーダーを利用して、瓦礫や倒壊家屋の下にいる生存者の動きや呼吸による胸の動きを探査する装置で、海外では地震・ハリケーンによる被災者の救助に成功した事例があるという。また、日本で「南海トラフ地震」に備えて同システムを導入している消防署もあるなど、本格的な人命探査装置とのこと。
人体の動きは最大深度12mまで、呼吸による胸の動きの検知は深度10mまで検知できる。動きの検知は約10秒、呼吸の検知は約1分と短時間での検知が可能だ。
電源はリチウムイオンバッテリーを使用し、バッテリー3本で最大約18時間の連続使用が可能。本体重量は12.7kg(バッテリ含む)で、災害現場で持ち運んで使用できる。
使用する際は電磁波レーダーを放射するアンテナ本体と、コントローラ用のタブレットを組み合わせ、タブレットの画面で計測結果を確認する形となる。最低レンタル期間は5日間で、購入も可能とのこと。
ちなみにこうした救命用の装置は非常に高価で、地方の消防組織が導入しようとする場合には予算面がネックとなる。「人命探査装置レスキュー・スキャン TRx」に関して言えば、購入価格は900万円とのこと。レンタル料金は個別見積もりとなるが、同社によればリーズナブルで複数在庫を備えているため、“必要なときにすぐ借りられる”としている。また、レンタル中の故障に備えて、補償プランも用意されているとのこと。
《防犯システム取材班/鷹野弘》
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