今年の一皿は「パクチー料理」に決定……「薬味」から「主役」に
ライフ
グルメ・食品
注目記事

「今年の一皿」は、日本の食文化を人々の共通の遺産として保存することを目的に、2014年から発表が始まり今回で3回目。その年に話題になったことに加え、社会の動きと関係が深く、世相を反映し、食文化の記録として後世に受け継ぐ価値があることを基準に選定がおこなわれる。
今年の選考にあたっては、飲食店情報サイト「ぐるなび」にアクセスした月間5,700万人のユニークユーザーが検索したビックデータと、1,448万人のぐるなび会員を対象としたアンケート結果から今年話題となったキーワードを複数抽出。69媒体94名のメディア関係者による審査を経て、15のノミネートワードを選定。この中から「パクチー料理」が2016年「今年の一皿」として選定され、ぐるなび総研の承認を経て決定した。
「かつてはエスニック料理における『薬味』としての存在であったが、業態を越えて近年『主役』に転じた」「香りや味わいに魅了される消費者が激増し、愛好家を『パクチスト』と呼ぶ造語も生まれた」「大手メーカーによる調味料、レトルト食品やスナック菓子等の商品化も進み、一般家庭にも広く浸透した」などが選考理由として挙げられている。パクチーはセリ科コエンドロ属に分類される野菜の一種で、静岡県や岡山県をはじめとして国内の各地でも生産されているとのこと。
このほか、15のノミネートワードの中からは、準大賞として「日本ワイン」、特別国際賞として「シュラスコ」、特別賞として「こうじ甘酒」「進化系餃子」「ローストビーフ丼」がそれぞれ選定された。
《RBB TODAY》
特集
この記事の写真
/