たけしは1994年の事故後、治療に専念するために半年ほどテレビを離れていた時期を回想。顔面と頭部を固定するために入っていたチタンの棒を抜いた際に「おでんの気持ちがわかった」と語ったりとスタジオを笑わせたが、入院治療中のたけしを支えた曲として玉置浩二の「田園」をあげ、「生きてるだけでいいんだよな」と思うことができたと当時を真摯に語った。
それから20年以上を経た現在、多方面で活躍する文化人となったたけし。年月を重ね落ち込むようなこともほとんどないと語り、人生はエベレストのようなものだと表現。「頂上目指して歩いてたら死んでもいいけど、下り坂では死にたくない。降りてくるときには死にたくない」と自身の人生が上り坂である間に死んでおきたいと口にし、「お迎えが早くこないかな」と静かに語った。