工具なしで取り付けられる監視カメラ/我が家を少しだけIoT化してみた【002】 | RBB TODAY

工具なしで取り付けられる監視カメラ/我が家を少しだけIoT化してみた【002】

IT・デジタル セキュリティ

ネットギアの家庭用ネットワークカメラシステム「Arlo」の基本構成(撮影:防犯システム取材班)
ネットギアの家庭用ネットワークカメラシステム「Arlo」の基本構成(撮影:防犯システム取材班) 全 6 枚 拡大写真
 これまで多種多様な監視カメラを取材してきた筆者が、自腹かつ自力で監視カメラを設置した顛末を「我が家を少しだけIoT化してみた」と題して、連載形式でご紹介。

 今回は第2弾。前回は、カメラ選びの顛末をご紹介し、ネットギアの家庭用ネットワークカメラシステム「Arlo」を選んだとお伝えしてきたが、今回はカメラの取り付けに関してまとめていく。

●ベースステーションの設置からスタート

 カメラを取り付ける前にすべきことは、「Arlo」に付属されているベースステーションを設置し、自宅のネットと接続すること。この辺は説明書通りに進めて行くことで、問題なくできた。

自宅のルーターと接続した「Arlo」のベースステーション。後にカメラとのWi-Fi接続の改善を目的にLANケーブルを延長し、窓際にベースステーションを移動した(撮影:防犯システム取材班)

 続いては、ベースステーションとカメラを接続させるのだが、こちらも問題なし。そして自分のスマートフォンに、「Arlo」の管理用アプリをインストールして、ライブ映像をきちんと見られるかを確認して設置の準備は完了。


●なるべく工具は使いたくない

 屋外対応かつ、電源やネットの配線も必要もなく設置できる点が購入の決定打になったネットギアの家庭用ネットワークカメラシステム「Arlo」だが、さてどう取り付けたものか?

 もっともオーソドックスな取り付け方法は、壁などにネジ止めして設置する方法だが、素人工事となる今回の場合、不安が残る。また、取り付け場所を変更したくなった場合、外壁に何度も穴を開けることにも抵抗があった。

 そこで考えたのが、両面テープでの設置。幸い「Arlo」は、123.7gとカメラ自体が軽い。これはカメラ選びの際に候補に挙げた各機種(Safie、スマ@ホームシリーズ、Presence)と比べても最軽量となる。

 防犯に関わる機材を両面テープで設置することの是非はあるかと思うが、自宅への設置ということもあり、自己責任であり、誰かに迷惑をかけるワケではないので、そのやり方で設置を検討することにした。それにネジ止めによる設置でも、壊される時は壊される…。

 ただ、剥がれ落ちて、下にいた人の頭に当たったり、カメラが壊れてしまうことは避けたいので、ホームセンターで最適そうな両面テープを探しにいった。

 見つけたのは、3Mの「スコッチ(R)超強力スーパー多用途[粗面用]PREMIER GORLD」(KPR-19)という両面テープ。屋外使用を想定した製品で、使用温度範囲も-20度から80度と安心感のある耐環境性能。荷重の目安も長さ2cm(室温25度)で耐えられる重さの目安として、420g(ポリエチレンどうし/平滑面)~1,260g(ポリプロピレンどうし/平滑面)となっていたので、123.7gなら全く問題はなさそうなので、500円ちょっとで購入した。

●撮りたいのは自転車周辺

 監視カメラを取り付ける時に意識すべきなのが、「何を撮りたいのか?」ということをしっかりと認識すること。この辺は、筆者が防犯設備士でもあるので、「取り付けやすい場所に取り付ける」という悪手はできない。

 今回は、妻の電動自転車が盗まれることを防ぐことが第一の目的なので、自転車周辺と自転車までの動線を撮影できることが押さえるべきポイントとなる。

 そうするとおおよその設置場所が分かってくる。あとは実際にその場所にカメラを仮置きし、カメラの画角がどこまでカバーできるかを確認し、問題がなければ設置作業スタート。

 一般的な監視カメラなら、モニターの設置場所とカメラの設置場所に人を配して、画角の微調整が必要になるわけだが、「Arlo」の場合、スマートフォンにインストールしたアプリから、ライブ映像を確認できるので、1人でも簡単に画角の微調整することができた。

 また、Arloの場合、取り付けステーとカメラを強力マグネットで接続しているため、カメラの角度をネジで固定するタイプよりもスムーズに微調整できたことも追記しておく。

「Arlo」は、カメラ本体と設置台の接続をマグネットで行っているため、撮影角度の調整はすごくやりやすかった(撮影:防犯システム取材班)

●ご近所さんへの周知もしてみた

 ちなみにいざ取り付けよう!という段になり、あることに気付く。ご近所さんにひと言、説明した方がいいのでは?ということ。

このご時世、幾ら自宅の敷地内とはいえ、カメラを突然設置したら不快感を抱いたり、不安に思う人もいるかもしれない。筆者の場合、ご近所さんとLINEグループを作っていて、頻繁ではないものの、定期的な交流があったので、取り付けた理由と仮設置した際の撮影映像のキャプチャを送って、ご近所さんのプライバシーを侵害するものではないことを伝えた。幸い、全世帯からのご理解が得られたのでひと安心。


●いざ設置!わずか15分で完了

 もろもろの問題をクリアしたことで、いよいよ本設置。

 といっても、脚立を用意して、付属品のカメラマウントの裏にホームセンターで買ってきた両面テープを軒下に貼り付けて完了。

 ただ、ちょっとしたトラブルも起きた。当初、自宅内に設置したベースステーションは、ルーターの近くにあり、カメラからは直線距離で5mほど離れていたのが、カメラとベースステーションとの通信が途絶えて、映像が見えなくなるという事象が何度か起きたのだ。

 カメラとベースステーションの無線LANでの通信は、100m弱(91.44m)くらいまでは可能と、製品の箱に書いてあったが、壁を隔てていたり、周辺の電波環境にも影響されるので、必ずしもメーカー公表値で通信できるとは限らない。

 そこでベースステーションの設置場所のお引っ越し。長めのLANケーブルを新たに買ってきて、配線し、カメラと1mくらいの距離にある窓際へと移動させた。

 実は、この作業が一番面倒だったが、設置場所を変えた後は、上記のようなトラブルは無くなり、スマホから簡単に映像を見ることができた。

設置したカメラからの映像。アプリ経由でスマートフォンから簡単に遠隔視聴することができる(撮影:防犯システム取材班)

 次回は、20日月曜日に運用に際して気になる映像流出などの諸問題の対策となるセキュリティについてご紹介していこう。

《防犯システム取材班/小菅篤》

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