ソニーが新たなトイ・プラットフォームを開発!おもちゃ業界の新時代を築けるか | RBB TODAY

ソニーが新たなトイ・プラットフォームを開発!おもちゃ業界の新時代を築けるか

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ソニーが新トイ・プラットフォーム「toio(トイオ)」を開発、12月1日に発売することを発表
ソニーが新トイ・プラットフォーム「toio(トイオ)」を開発、12月1日に発売することを発表 全 14 枚
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 ソニーが「東京おもちゃショー2017」において、おもちゃの新プラットフォーム「toio(トイオ)」を12月1日に発売することを発表した。

 今回の事業は、ソニーの社内ベンチャーである新規事業創出プログラム“Seed Acceleration Program”から生まれたプロジェクト。社内オーディションに優勝し、今回製品化に至った「toio」は、直接おもちゃを触りながら操作し、自ら工作なども加えながら遊びを広げることができる新たなおもちゃ。

 遊ぶには、トイ・プラットフォームtoio本体と別売りのカートリッジが必要。いわゆるゲーム機のハードの役目を果たすトイ・プラットフォーム「toio」は、本体の“toio コンソール”と、モーター内蔵で動き回ることのできる“toio コア キューブ”2台、キューブそれぞれの動きを制御する2台のリング状のコントローラー“toio リング”で構成される。

 別売りのtoio対応タイトルは、ゲームソフトの役割を担う。ゲームのシナリオやルール、音声などのプログラムデータが入ったカートリッジと、そのタイトル専用のキューブを載せて遊ぶためのマットやカード、そしてキューブ上に乗せて遊べるキャラクターフィギュアや工作物がセットになている。

 toioのキューブには、ソニー独自の技術による正確でルールに沿った動きが可能な“絶対位置センサー”と“高性能モーター”を搭載。各タイトルに合わせた自動制御や個々のキューブの位置関係に合わせた動作ができる。例えば、マットに描かれた仕掛けの上をキューブが通過するとスピンしたり、キューブ同士が磁石のように振る舞ったり、キューブ同士を衝突させて対戦して楽しむなどもできる。

 リング状のコント-ローラーは、直感的に片手で操作でき、空いているもう片方の手で、キューブなどおもちゃに触りながら遊ぶことが可能だ。

 また、もう一つの大きな特徴として、高出力を実現する高性能モーターを搭載するキューブは、小型ながらも大小さまざまなフギュアや工作物を上に乗せて動き回れるパワフルな動作ができるため、自分たちで上に乗せるものを自由に創作、カスタマイズできること。各タイトルに付属しているフィギュアや工作物だけでなく、自分自身でさまざまなモノを組み合わせて工作したり、創意工夫を楽しめるというのもテーマとなっている。

 12月1日のtoio本体に合わせて発売される対応タイトルは2タイトル。レゴ製品などを組み合わせて遊ぶことが出来る工作バトルゲームやプログラミング発想を育むパズルなど5つの遊びが入った「トイオ・コレクション」と、NHK Eテレの人気番組「ピタゴラスイッチ」のコーナー制作を担当するクリエイティブグループ・ユーフラテス監修による、紙とキューブで生命体のような動きをする作品を作る「工作生物 ゲンズロイド」を予定。

 他にも、バンダイやソニー・ミュージックエンタテインメントなどが対応タイトルを企画、開発中。順次拡充されていく予定だ。

 単なるゲーム性だけではい可能性を秘めたtoio。ユーザーの手により、新しい遊びが生み出され、芸術的創作にも活用できそうだ。今後、パートナー企業の他に一般ユーザーもtoioプラットフォームを活用したプログラミングが可能になると、更に創作意欲を掻き立てられるだろう。

《non》

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