【Interop Tokyo 2017 Vol.4】ヤマハとSCSK、アワード受賞の無線APなどを出展
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■ヤマハからL3スイッチが発売予定
ヤマハでは以前からネットワークの“見える化”を進めており、展示もそのコンセプトを紹介するようなものが中心となっている。会場では管理画面のデモを実施。ネットワーク上の機器をマップ状に表示したり、無線APの電波状況を確認している様子などを見ることができた。
SCSKプラットフォームソリューション事業部門 ITプロダクト&サービス事業本部 ネットワークプロダクト部 販売促進課長 奈良部朝康氏によると、近年ではネットワークが大規模化する中で、セキュリティの問題から、総務部や人事部などのセクションごとにネットワークを独立させたいというニーズが高まっているという。
これに合わせてヤマハでは、従来のルーターからスイッチなどのLAN製品へと、その製品ラインアップのすそ野を広げつつあるようだ。今後はL3スイッチの発売も予定していると奈良部氏は話している。
■RADIUSサーバ内臓の安価な無線APも
会場ではヤマハの新商品がいくつか展示されていたが、その中でも無線APの「WLX402」は“Interop BEST OF SHOW AWARD”で準グランプリに選定された。
WLX402は簡易的なRADIUSサーバを搭載しており、小規模なネットワークを安価に構築できるのが特徴となる。証明書の発行にも対応しており、人や端末を認識して確実な接続が可能。中小企業であれば、とりあえずこれ1台を導入すれば、セキュリティを担保できるだろう。
一方、スイッチ製品では「SWX2100-24G」が、同アワードのファイナリストに選出されている。シンプルな構成でハブに近いが、そこはヤマハの製品だけあって、見える化に向けた機能を搭載。ルーターの管理画面経由で、ループ検知や端末の接続状況などを管理できる。
その他、会場ではビデオサウンドコラボレーションシステム「CS-700」の展示も行われていた。これは、カメラとマイク、スピーカーを内蔵した機器で、テレビ会議の際にモニターの下に配置するような利用を想定。パソコンにUSB経由で接続すれば、Skypeなどを利用してテレビ会議が行える。
従来のテーブル上にマイクを置くようなシステムでは、常に参加者の顔がモニターの方を向いているため、集音がうまくいかない場合があった。しかし、同製品では参加者が自然と「CS-700」の方を向くため、集音性が高まる。
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