対局前は必ずクラッシックを聞くほどのクラッシックファンだという加藤九段の以前からの夢は、オーケストラの指揮者。そこで、フジテレビが主催する18年の歴史を誇るクラッシックの祭典「めざましクラッシックス」で指揮に挑戦することに。番組ではその様子に密着した。
ベートーベンの名曲「運命」で指揮をすることになった加藤九段だが、そもそも4拍子をふるところから苦戦。まずは「パ」の言葉で曲を歌ってみることすらままならないまま本番4日前のリハーサルで、同コンサートのメインキャスト、高嶋ちさ子と対面することとなった。
丁重に高嶋に頭を下げリハーサルをはじめた加藤九段だが、3拍子をとるように言われると、どうしても3角形を描く時におでこで一回手を止めてしまい、早速苦戦。指で3角形すら描けない加藤九段に、高嶋が目を見開いて「三角だよ、三角!」と叫ぶ場面も。
オーケストラを前に「運命」の指揮が始まると、意外にも好調な加藤九段だったが、指揮の途中で両手を降ろし、ずり下がったズボンをあげるという暴挙に。これにはオーケストラのメンバーもずっこけ、高嶋も思わず爆笑。加藤九段からは「ミスったり、忘れたりしたら、どうぞご自由に!」という指揮者らしからぬ発言も飛び出し、高橋が驚きのあまり声を失う様子も映し出された。
また、本番のコンサートでは燕尾服を着用して、最終的には練習のかいあって華麗に指揮をとる加藤九段の姿も放映された。