同作は、テレビドラマ『アンフェア』(フジテレビ)の原作となった推理小説の続編となる秦建日子氏のベストセラー小説が原作。舞台化は今回が初で、篠田は、主人公の一風変わった女性刑事・雪平夏見役を演じる。
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篠田は「テレビでできることと舞台でできることは全然違うと思いますので、そういう意味では、舞台でできることを全力で見せていきたいなと個人的には思っています」と意気込みを言葉に。役柄と自身を比較して、「似ている点は、純粋で、素直で、一生懸命なのですが不器用で周りに分かって頂けない部分や、ワーカホリックな部分」といい、「似ていないなと思う所は、“酒飲み”」と声を弾ませた。
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ただ、「お酒を飲み始めます。“酒飲み”なイメージなので」と役作りでお酒に挑戦することを宣言。「来年からスタートしてみようかなと思います。お酒はあまり飲まないのですが、酒飲みの雪平夏見になってみようかなと思います」と目を輝かせた。「新年一発目のお酒を甘酒から初めて、毎日稽古が終わったら飲んでみようかな」とも。
女優としてアクション練習はしているそうだが、篠田は「今回は銃を使うことが増えてくると思いますので、そっちをメインに練習しています。見栄えとして、舞台でどういう角度で見えるのかとか。映像ともちょっと違うと思いますので、そこの部分を模索して練習しています」と明かした。AKB48メンバーとしてダンス経験もある篠田は「アクションをやっていても、ダンスっぽくなってしまうといいますか、リズムっぽく流れてしまうので、戦う意志だったり、殺す意志というものを持って、アクションの違いみたいなものを改めて勉強し直しています。ダンスっぽくならないように今、頑張っています」とにっこり。
「AKB48時代が、舞台といいますか、劇場で毎日やっていましたので、生ものが好きといいますか。毎日、毎日、一緒に作り上げる感覚がやはり好きです。今回の舞台でも、私たちは稽古も含めて一生懸命作品を作り上げるのですが、お客さんが入ってひとつの作品になると思っていますので、その毎日、毎日がすごく楽しみです」と期待に胸を膨らませた。そんな篠田に「人前で楽しむ秘訣は?」との質問が飛ぶと、「緊張がより楽しくなるのですよね。より興奮してくるといいますか。ワクワクしてくるのです」と回答し、「ドMですかね?」と付け加えて笑いを誘った。
舞台「アンフェアな月」は、2018年2月22日から3月4日まで、天王洲 銀河劇場(東京・品川区)にて上演。