サービスロボットの近未来が集合!……「第2回 ロボデックス」が1月17日より開催 | RBB TODAY

サービスロボットの近未来が集合!……「第2回 ロボデックス」が1月17日より開催

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前回(第1回ロボデックス)の様子
前回(第1回ロボデックス)の様子 全 7 枚
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 「第2回 ロボデックス ~ロボット開発・活用展~」が2018年1月17日より3日間、東京ビッグサイトにて開催される。前回比で約1.5倍となる200社が参加する今回、その焦点は”サービスロボット”にあてられている。

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「第2回 ロボデックス ~ロボット開発・活用展~」が2018年1月17日より3日間、東京ビッグサイトにて開催される
「第2回 ロボデックス ~ロボット開発・活用展~」が2018年1月17日より3日間、東京ビッグサイトにて開催される


 今後、さらなる市場拡大が見込まれているサービスロボット市場。富士キメラ総研によれば、法人向けサービスロボットとロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)関連の国内市場規模は、2030年度には16年度比で8.9倍の9063億円にまで拡大されると予想されている。

前回(第1回ロボデックス)の様子
前回(第1回ロボデックス)の様子
前回(第1回ロボデックス)の様子


■サービスロボットの近未来!注目の展示内容の一部を紹介

 本稿で、「第2回 ロボデックス」の展示内容の一部を紹介していこう。

 協栄産業では、長時間働いても笑顔を絶やさず接客(おもてなし)をおこない、受付・案内業務の人的負担を軽減する『リアルな人型アクトロイド』を紹介する。これは同社のICT技術(ロボットパッケージ)と、ココロの開発した人型ロボットを融合させたもの。訪日外国人の対応も想定されており、4ヵ国語(日本語・英語・中国語・韓国語)による対話を実現する。

 クラボウでは『衣類の折りたたみに特化したロボット』を紹介する。これは同社の高速3Dビジョンと3D認識技術を活用したもの。柔軟物ハンドリング技術と連携させることで、衣類を1枚1枚つかみ、折畳み、積み重ねる動作を自動化する。会場ではTシャツを折畳む作業の実演がおこなわれる予定。

 アマノでは、人手不足解消と働き方改革を実現する『業務用ロボット掃除機 RcDC』を紹介する。タブレット端末との連携で導入を簡略化、日常の自動運転は本体のボタンだけでおこなえる設計にした。進路上に障害物があるときは回避、または迂回して清掃作業を続ける。安全面を配慮し、5つのセンサーと4つの安全機能を搭載した。

 三重ロボット外装技術研究所では、柔らかくクッション性のある表面素材で人との接触による痛みを軽減した『YaWaRaKaロボD』を紹介。接触検出機能を実装したソフトカバーを備えており、接触を検知するとロボットや機器を安全に停止できる。複数のセンサーを使用せず、立体的形状と広い面積のセンシングを実現した点が新しい。

 NECフィールディングでは『AI+コミュニケーションロボット活用ソリューション』を紹介する。これはNEC生態認証システムとロボットを組み合わせたもの。対話機能、SNS機能、顧客情報を連携させた上で、ロボットとの会話を通して顧客の嗜好を判断、新製品やお奨め品を紹介する。ロボットから情報を提供することで、店舗と顧客の橋渡しをおこなうのが狙い。会場では、導入事例のデモが実施される予定だ。

■研究成果から未来を予想

 このほか、会期中には大学・国公立研究所の研究者による「産学連携ロボットフォーラム」も開催される。ここで注目セッションを2つ紹介しよう。

 東京工業大学による「人と人をつなぐコミュニケーションロボット"Self-ball"の提案」では、利用者に寄り添い、コミュニケーションの手助けをする”自分専用ロボット”を取り上げる。これは興味・関心の近い人同士をつなげ、場の活性化を支援するもの。教育、介護・見守り、医療、エンターテインメントなど幅広い分野での活用が期待される。発表日時は1月19日(金)の12時40分から13時10分まで。

 東京工業大学が発表する「芯まで柔らかいぬいぐるみロボット」では、可動部が繊維素材だけでできているロボットを紹介。人を傷つけず自らも壊れないのが特徴で、複数糸の駆動により複雑な動きも可能にした。安全で丈夫なため、人と触れ合う様々な現場での応用が期待される。発表日時は1月17日(水)の15時10分から15時40分まで。

前回(第1回ロボデックス)の様子
前回(第1回ロボデックス)の様子
前回(第1回ロボデックス)の様子
前回(第1回ロボデックス)の様子


 長らく「ロボット大国」として市場を牽引してきた日本において、さらなる活性化を目指すべく開催されるロボデックス。第2回の開催を控え、運営側は「日本をロボットのメッカにし、果ては日本経済の発展にも寄与していきたい」と説明する。人工知能やビッグデータ、IoTといった新技術を取り込むことで、サービスロボットはどのような発展と成長を遂げていくのだろうか。その過程に注目したい。


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《近藤謙太郎》

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