茶碗約三杯のご飯の上に、モヤシと分厚く大きなお肉がコレでもかと乗っかり、その上に天かす、青のりがトッピングされています。
更に個別の好みに対応できるように生卵とマヨネーズが別添えで来ます。
一見手間のように思えるこのデコレーション作業。
個人的には男らしく溶き卵にしてワイルドにぶっかけて欲しいです。
でもこう言うどうでも言い好みを訴えてくる女は大抵、上手に卵を頂点に乗せることに慎重になり、等間隔でマヨネーズを振りかけようと躍起になり、出来上がった丼ぶりに満足そうに微笑んで、自分好みに仕上がったソレを躊躇なくたいらげにかかります。
面倒な女には面倒じゃない作業だと読者に伝われば幸いです。
そもそも、米をソースで食べる文化のない東京っ子のオソサキには、正直お好み焼き丼と聞いてもさっぱり響きませんでした。
でもね。
ぁあ～なるほど。
これはね、イケますわ。
ポイントはやはり、「広島風お好み焼きすた丼」の為に開発された、すた丼“特製ダレ”です！
広島でシェア率の高いオタフクソースに、すた丼ならではの秘伝のニンニク醤油ダレ、さらにおろしニンニクを加えパンチの効いた、すた丼特製ダレはめちゃめちゃご飯に合います！
この特製ダレ、感覚的にはソース“３”に対してニンニク醤油ダレが“７”で、ソースのコクと香りを絶妙に残しつつ、すた丼の良さを最大限に活かした素晴らしい配合だと思います。
でも単純に、一言でいうなれば「ジャンクテイスト」です。
それを助長するマヨネーズ最高！ひゃっほーい！
イケる。どんどんイケる。
しかし今回オソサキが驚いたのが、何といってもモヤシ！モヤシがいい！
このモヤシ、一見素朴に見えるが、かさを増す為でも、肉を引き立てる為の役割でもない。
それはまるで、人数集めで呼ばれた冴えない女子に3番目の順位を付けていたけど、なんとな～くOKもらえたので二度目のご飯に行ったら、あれ！この子話しも面白いし、気遣いもできるし、案外気が合うし、ちょっといいかも！って付き合ってるパターンのヤツ。
そう、彼女はモヤシちゃん。
モヤシはシャキシャキとした歯ごたえが残り、しっかりと塩コショウの下味が付いていて、特製ソースと絡まると最高のおかずになります！
無くてはならない、必要不可欠な存在に気付くのです！
モヤシでご飯がどんどん進む！どんどんイケる！
皆さんも「広島風お好み焼きすた丼」を食べて、モヤシちゃんのような本当に大切な人見つけてみませんか？
ただし合コン前にニンニクたっぷりのすた丼を食べるのはお勧めしませんよ！
「広島風お好み焼きすた丼」は1月11日～2月28日（水）までの約2ヵ月間楽しめます。
是非一度ご賞味あれ！！
ライター：オソサキカイ
