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「ロボットペットはアリなのか?」たしかに犬っぽいAIBOに感心

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「ロボットペットはアリなのか?」たしかに犬っぽいAIBOに感心
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■AIBOの目指すもの

 コミュニケーションロボットのなかで、ロボホンがあくまでもかわいいロボットであるのに対して、AIBOは犬を現実のロボットに落とし込もうとしている。この世に生まれて(はじめて起動して)、周りを見たり、行動して、さまざまな成長をしていくAIBOはユーザーのことを学習して、さまざまな行動をするようになる。

 このあたりは普通の生物の犬と同じなのだが、これをリアルにすることで、飼い主はAIBOに対して、生き物と同じように愛着を感じるようになっていくことだろう。単純にオーナーを覚えるとか識別する以外に、この生まれてから成長していく感が、ほかのコミュニケーションロボットにないものなのではないかと思う。AIBOオーナーは自分がAIBOを育てている感を得ることができる。これがロボホンなどのコミュニケーションロボットにないAIBOならではの要素だ。

疲れたり、眠いとグテッとしてしまうAIBO


 そこには生き物の犬と同じような楽しさがあると思う。一方で生き物の犬の面倒な部分がロボットであるAIBOにはないのが大きなメリットだろう。

 ご飯を毎食用意しなくていいし、バッテリが切れそうになれば自分で充電ステーションに移動して充電を開始してくれる。この充電ステーションに戻るために、AIBOは背中に部屋の上側を撮影するカメラを搭載していて、部屋のレイアウトなどを把握している。

 オシッコをするのもかっこうだけで部屋のなかで本当にオシッコをされたりしない。いろいろ手間がかかるのがイヤで犬を飼えないというような人にも、この「清潔な」ロボット犬はお勧めかもしれない。

 犬は飼いたいけど、普通の犬がいろいろ面倒くさいと思っている人にはAIBOは向いていると思う。前述のように興味のある人は3月中旬までは渋谷のAIBOルームでAIBOに接することができる。





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《一条 真人》

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