【ワンコとお出かけ Vol.2】ワンコの環境温度にも配慮しよう | RBB TODAY

【ワンコとお出かけ Vol.2】ワンコの環境温度にも配慮しよう

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【ワンコとお出かけ Vol.2】ワンコの環境温度にも配慮しよう
【ワンコとお出かけ Vol.2】ワンコの環境温度にも配慮しよう 全 15 枚
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ハッピー(コーギー×パピヨン 男子)が生後3ヵ月になったので、近所のペットクリニックでワクチン接種です。獣医さんの考え方で多少異なるようですが、8種混合ワクチン接種をした後は、10日ほどは激しい運動はNG。ですが、ハッピーは恐ろしくアクティブなので、ちょっと心配です。



我が家のクルマはフリードとN-BOX。地方都市では多い、小型車と軽の組み合わせですね。どちらも最新型ではありませんが、クルマの大きさや室内のスペースなどはほぼ同じです。この連載記事では、この2台のクルマを例題にしたいと思います。



クルマでの移動中もワンコの様子を見たいので、樹脂製のペットクレートではなく、上が開いたボックス型キャリーを後席右側に設置。カミさんがとなりに座り様子を見ながらのドライブです。万が一の安全性はちょっと心配ですが、10分くらいのご近所ドライブなので良しとしましょう。このボック型キャリーは後席シートベルトを箱の背面に通すことが出来るので、急ブレーキなどでも前方にボックスが落ちることはありません。また、金属のワイヤーフレームが入っている構造なので、意外としっかりしています。
ハッピーは寒さのせいか最初は少し震えていましたが、ペットクリニックに無事到着。



初めてのペットクリニックの待合室で、キョトンとしています。いよいよドクターに呼ばれて、健康チェックの後にいよいよ注射です。が、ほとんど痛がらずに無事に終了。ホッとしました。



今回は、ワンコの『寒さ・暑さ対策』を考えてみたいと思います。ワンコは暑さに弱いですが、犬種によっては寒さにも対策が必要です。
ちょうど『Honda Dog』で『ワンコの寒さ対策、どうしていますか?』という特集をしていましたので、こちらも参考にしてください。

ワンコのための寒さ・暑さ対策はいろいろありますが、実際にワンコがいる場所のリアルな温度はどうなっているのか?飼い主さんがワンコのすぐ近くにいる時は当然温度はイメージできますが、ちょっと離れたカーゴルームや後席にいる場合は、寒いのか、暑いのか・・心配になりますよね。最近のクルマは外気温度をメーターに表示されますが、エアコンの温度設定はあくまで室内の目標温度になります。直射日光が当たる場所や暖房の吹き出し口近くでは、かなり温度差があります。これが意外と分からないことがあるので、今回、ワンコの環境温度を測定する方法を考えてみました。離れた場所の温度をモニター出来るデジタル温度計を3種類用意。どれもクルマでの使用は想定していないので、あくまでも目安と考えてください。また、夏季には車内が高温になるので、本体は涼しい場所に置くのが正解です。



写真の右(タイプA)の温度計は本体と離れた場所の温度を同時に測定できるもので、外部温度センサーは有線タイプです。中央(タイプB)はコード先端の温度センサー部だけを測定するタイプで、スーパーの冷凍商品棚などでも見ますね。左(タイプC)は子機がコードレスタイプで、子機センサーは約30m(遮蔽物のない、見通しのよい空間距離) まで測定出来るようです。また湿度や簡易熱中症表示が出来るなど、とても多機能。どのタイプもネット通販で購入可能です。
まずタイプAですが、本体部分と有線温度センサーで2ヵ所の温度を測定できます。INの表記がある液晶モニター上部に本体の温度、OUTの所は有線センサー部の温度が表示されます。本体サイズは小さくはありませんが、液晶も見やすく本体部分の湿度も表示されています。本来の使い方は、本体を家の中、温度センサーを室外に設置するイメージです。単4電池一本で作動しますが、温度センサーのコードの長さが1.5メーターと短いので、離れた場所の測定は残念ながら出来ません。



有線の温度センサーはイタズラし難い場所で、ワンコになるべく近くに両面テープで設置。



タイプBは温度表示部がコンパクトなので、運転席から見易い場所に設置。温度センサー部分はタイプAと同じように両面テープで設置してみました。このタイプは、LR44などのボタン電池で作動します。このタイプも温度センサーのコードが1~1.5メーターと短いので、離れた場所の測定は無理です。温度を表示するだけのシンプルなセンサーですが、値段も数百円と大変リーズナブルです。





タイプCの親機は液晶モニターの上部に本機の温度と湿度、下部に子機の温度と湿度を表示します。30メーター離れている子機で測定出来るなど高性能で多機能ですが、親機/子機ともサイズが大きく、クルマに常設するのは厳しそうです。またバッテリーは単三電池がトータル6本必要です。本機/子機のサイズが半減すれば、クルマでも使えそうですね。





下の画像がワイヤレスの子機で、ワンコがイタズラ出来ない場所に設置します。子機の液晶モニターにも、温度と湿度が交互に表示されるのは便利です。

どのタイプの温度計でも1シーズン程度使ってみると、数値を見なくても温度の見当がつくようになるので、慣れれば外しても良いかも。

温度計の応用として、ペットカートに取り付けてみました。お出かけで、温度がカートを押しながら分かるので意外と便利かも。





これにはタイプBの温度計がコンパクトで良さそうです。温度センサーは下の画像のように、直射日光があたらない場所に取り付けてみました。



今回のようなテストに付き合ってくれるハッピーですが、起きている時は超やんちゃ坊主です。ぐっすり寝ている時が静かで一番かわいいかも。



【筆者プロフィール】礒野登希夫(Isono Tokio)
東京生まれ、栃木県在住。1977年、本田技術研究所に入社。二輪、汎用、四輪の開発と商品企画を担当。2000年頃よりペット用クルマや商品の企画も。2015年からホンダアクセスの広報担当、その後退社。20年前から愛犬とのドライブを楽しむ。

《RBB TODAY》

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