「疾患リスクの予測」「“あまおう”のブランド力向上」成果が見え始めたAI、IoT活用 | RBB TODAY

「疾患リスクの予測」「“あまおう”のブランド力向上」成果が見え始めたAI、IoT活用

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体調のセルフチェックを可能にする「AXiRエンジン」
体調のセルフチェックを可能にする「AXiRエンジン」 全 6 枚
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 東京・お台場では3月12日から3日間、国内のロボティクスに関連する最先端の研究成果が集まるイベント「Science Robotics Meeting in Japan 2018」が開催された。会場で見つけた展示を振り返ってみよう。

体の健康度チェック・疾患リスク回避を実現する「AXiRエンジン」


 アクシオンリサーチはAIやディープラーニングの技術を活かして得た人間の健康状態のデータを元に、健康度・疾病リスクの予測推定を行う「AXiRエンジン」の開発を進める2016年に設立された国内のベンチャー企業だ。

 AXiRエンジンは健康であり、病気ではない「未病」の状態でも自身の体の状態を的確に把握することで、健康な状態を可能な限り自分自身で管理・維持するためのソリューションだ。同社では現在、日本で国の医療費負担が膨らみ続けていることに着目。健康状態のバランスを、可能な限りセルフチェックできるツールを提供することで医療費負担の拡大を抑える狙いがある。

体調のセルフチェックを可能にする「AXiRエンジン」
体調のセルフチェックを可能にする「AXiRエンジン」


 サンプルとなる元のデータが少なかったとしても、ディープラーニングの技術を使って知識ベースによる統計処理モデルや相関推定モデルとAIエンジンの協調を図ることで、点と点のデータの間にある予測値を細かく導き出して疾病を回避するための知見を提供できるところが大きな特徴。

自律神経のチェッカーと連動して得たデータをウェアラブル機器などに活かせるようになるかもしれない
自律神経のチェッカーと連動して得たデータをウェアラブル機器などに活かせるようになるかもしれない


 同社では今年の初夏頃に向けてAXiRエンジンの外部提供に向けた準備を整えて、企業や大学、研究施設にパートナーシップを働きかけていくという。今回のイベントに出展したことによる引き合いも多く得られたと担当者が語っていた。

多様なニーズにカスタマイズ可能な富士通の「ロボピン」


 富士通は出展社の中では最もオーソドックスなタイプの自社開発によるロボット「ロボピン」を展示した。Googleマップに表示される“ピン”をイメージして、人とデータの仲介人としての役割を持たせたロボットであるという。

富士通が開発した「ロボピン」
富士通が開発した「ロボピン」


3台のロボピンがパフォーマンスを披露した
3台のロボピンがパフォーマンスを披露した


 プレーンな状態で提供されるロボピンにはマイクや顔認識センサーなどのデバイスや、クラウド連携によるAIアシスタント、自然言語でのボイスインタラクションなどのサービスが顧客のニーズに合わせてカスタマイズしながら柔軟に組み込める。またそれぞれのニーズを受けて全体のソリューションを作り込んで提供できるところに富士通の強みをアピールしていく考えだ。このロボピンは今春にデビューを予定している。当初は企業の受付ロボットとして活躍しながら、採用者の要望をを受けてさらにブラッシュアップを図っていく。
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《山本 敦》

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