物語の舞台となるのは昔ながらの味で客に親しまれてきた老舗の和菓子会社・羊堂本舗。高畑は前職での実績を買われて、新規事業開発を引っ張るOL・工藤繭子を演じる。若手社員5人からなる「チーム工藤」を率い、奮闘する工藤。最初に手掛けたキャラクターグッズがそこそこヒットしたため、次の商品にかかる社内の期待も大きく、日々、見えないプレッシャーにさいなまれていた。そこに追い打ちをかけるようにある日突然、草刈演じる68歳の部下・仁井本和夫を抱えることになり……。
高畑がカンテレ・フジテレビ系のドラマで主演するの今回が初。草刈との共演も今回が初になるという。
撮影を終えた高畑は撮影期間が10日間程度だったと明かし、「夢のような時間でした。まず岡田さんの脚本が素晴らしく、せりふがわざわざ脳みそを通らない、というか、役がそのせりふを言うだけで、どんどんその気持ちにしてもらえるような。言葉に手を引かれているような安心感がありました。共演の草刈さんとの掛け合いも、私にとって満たされ過ぎて怖いくらいの瞬間が何度もありました。もうずっとやっていたいなぁ、と、ホワホワした気持ちでした」と振り返った。
草刈も「いやあ~もう、ホントに素敵な本だったので、これをやれるのは役者冥利(みょうり)につきると思いました」と脚本を絶賛し、高畑との共演についても「前から気になっていた女優さんだったので共演出来て嬉しかったです。無理なく素直に役に入れました」と喜びを語っていた。