650年以上続く“狂言”を受け継ぐ1人として、年間300回以上の公演を行う萬斎。狂言師としてのみならず舞台演出も手がけ、「世田谷パブリックシアター」の芸術監督としても活動中。さらに、東京2020オリンピック・パラリンピックの開閉会式のプランニングチームにも抜てきされるなど、幅広く活躍している。
そして萬斎は20代から“新時代の狂言師”としてムーブメントを起こす。狂言をより多くの人に見てもらうために、当時最先端技術だったCGを舞台に取り入れ、台詞を舞台袖の電光掲示板に映して解説したりと、これまでになかったアイデアで狂言に新しい風を吹き込んだ。そんな既存の枠組みにとらわれない萬斎の発想のルーツにも迫る。さらに、息子・裕基への狂言継承の裏側も注目だ。
野村萬斎の「人生シリーズ」は6月21日8時からの『ビビット』内で放送される。