高橋一生、榮倉奈々との初共演にコメント『僕らは奇跡でできている』
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同作で高橋が演じるのは、生き物のフシギに目がない変わり者の大学講師・相河一輝(あいかわ・かずき)。興味のあることには集中力が高い一方で、大学が設けるルールを守ることができず、職場では叱られてばかり。しかし、偏見や先入観にとらわれることなく、興味や好奇心に素直に従い、“毎日を心豊か”に過ごす一輝の姿勢に、周囲の人々も次第に影響を受けていく。
榮倉は、一輝が通う歯科クリニックの院長・水本育実(みずもと・いくみ)を演じる。容姿端麗の歯科医師だが、頑張りすぎてしまうがゆえに正論を言い放ち、周囲からは冷ややかな目で見られてしまう“こじらせ気味”な一面も。一輝の担当医となるものの、話を聞かなかったり、診察時間を守らなかったりする一輝に腹を立て、「常識ってものがないんですか?」などときつく当たってしまう。しかし、一輝が時折発する物事の核心を突く一言に、次第に心を動かされていく。
榮倉と初共演になる高橋は、「榮倉さんとは会話の掛け合いが続くことが多いので、スムーズにお芝居ができるように心がけようと思っています」と共演シーンの撮影に思いを馳せた。榮倉については、「“静かな熱情”を感じるといいますか、『ドラマをすごく楽しみにしているんです』と顔合わせのときに語っていました」と振り返った。
高橋は「どんな人でも、どうしても自分の世界にこもりがちになってしまいます。だけれど、苦手だと思う人と会って行ける時間は、とてもいい時間だと思います」と、考えを言葉に。「その時間をみなさんが感じて、自分の人生にちょっと重ね合わせてくれたりすると、また面白みが広がっていくと思います」とも。
作品の内容にちなんで、「没入して時間を忘れたりすることはある?」と尋ねられると、高橋は、「僕は多々あります。約束を破ってしまったり」と回答。「友人と遊ぶ日にちに仕事が入ってしまったり、仕事がある日の夜に友人を呼んでしまって、『ちょっと、先に始めといて』と言ったり(笑)」とエピソードを披露。ちなみに、そういった際は「非難轟轟」で、高橋は、「平謝り」するそう。
作品については、高橋は、「ちょっと面白いドラマの作りになっていて、“気付き”をするのが主人公ではなくて周りなんです」と指摘。一輝は、「最初から全部、足りている」ということを体現しているといい、「そういう生き方に少しでも触れてくれると、生き方が変わったりすることがあると思います。ドラマの力って、きっとそういうことだと思います」と声を弾ませた。「『(一輝を演じている)高橋一生はイライラするけれど、不思議と面白い』、『一輝が変なことを言っていたな』ということが少しでも残ってくれたら嬉しいです」と思いを言葉にした。
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