武田は40年前、初のドラマデビュー作で希林さんと共演したことを明かしながら、彼女との思い出を回顧。劇中、希林さんが娘役の女優からビンタされるシーンがあったのだが、リハーサル室でその女優に向かって「『そんなビンタじゃ、あたしは怒れない』と言って、(自分自身を)バンバン殴らせていた」という。
武田はその光景に、「『恐ろしいとこ来たなー!』と下向いていたのを覚えてますね」と振り返り、その圧倒的存在感と演技への執念に「怖かった」「強烈な方でしたよね」と語った。
また、ドラマで老け役をするようになったことについて生前、希林さんが「くたびれちゃったから」と告白していたことに対し、武田は「この人はくたびれるような人じゃない」と言及。
そして、「どんな小さい役をもらっても、そのキャラクターに人間の手触りを与えるという、そこに関してものすごい努力なさる方でしたね」と、名女優の死を悼んでいた。