吉田羊「クランクイン初日からボコボコにやられました」 | RBB TODAY

吉田羊「クランクイン初日からボコボコにやられました」

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(C)2018 『ハナレイ・ベイ』製作委員会
(C)2018 『ハナレイ・ベイ』製作委員会 全 3 枚
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 映画『ハナレイ・ベイ』(10月19日公開)のプレミア上映会が2日、丸の内ピカデリーにて開催され、主演の吉田羊をはじめ、佐野玲於、村上虹郎、佐藤魁、松永大司監督が登壇した。


 同作は、2005年に発表され単行本、文庫あわせ累計70万部を超えるベストセラーとなっている村上春樹『東京奇譚集』(新潮文庫刊)の一篇である同名短編作品が原作。イベントに登壇した吉田は「この作品は本当に魂を込めて撮影した作品で、多分まだ私の魂はこの作品に残っているんだと思います」と同作への想いを語り、吉田と親子の役を演じた佐野も「この日を迎えることができて本当に幸せだと思っています。この映画をたくさんの人に届けるべく、頑張ります」とイベントへの意気込みを語った。

 “村上春樹”原作の映画への出演が決まった時の感想を聞かれた吉田は「元々、村上春樹作品が好きで2つ返事でオファーを快諾しました。松永監督の『トイレのピエタ』を観た時に、この監督に呼ばれる女優になりたいと思っていたので、こんなに早く実現するとは思っていなかったです」とコメント。また、同作が俳優初挑戦だった佐藤は「ビックリしました。他のキャストの方の参加を聞いて、もっとビックリしました」と話すと「魁、緊張してる?」と村上がフォロー。「〈テラスハウス〉のおかげで、ハワイでは誰よりも知られている。現地の日本人が魁を見て「あれ、魁ですよね?」と吉田さんに確認していた」と撮影中のエピソードを語り、会場を沸かせた。

 このほか、撮影中の松永監督とのエピソードについて聞かれた吉田は「クランクイン初日からボコボコにやられました」とコメント。その状況について、「監督は撮影に納得いかない様子で私の前でため息ばかりついていた。この作品が終わったら女優を本気で辞めようと思うほど追い込まれていました」と語ると会場からは驚きの声が。この吉田のコメントに対し、松永監督は「すいませんでした(笑)」と平謝り。その理由について、「この作品は、自分の全てを出しきらないと良いものは絶対にできないと思っていた。だから妥協せずとことんやろうと思っていました」と同作への熱き想いを語った。

 続いて、「人生で一番大切な人に会いたくなる映画」である事にちなんで、キャストが「人生で一番大切な写真」を披露。佐野はハナレイ・ベイで撮影中に撮った虹をバックにした写真を披露し、最後に吉田が、自身の両親の結婚式の写真を披露。「この2人が生まれなければ、私は生まれることもなかった。本当に素敵な二人で、世界で一番好きとお互いが想っている。こんな夫婦になりたいと心から思える自慢の両親です」と家族への想いを語った。

 最後に吉田が「大切な人をなくした時、人はどう生きていき乗り越えていくのか。そういった気持ちを少しでも多くの方に観て感じていただきたいです」と締めくくり、イベントは幕を閉じた。

《KT》

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