【京都国際映画祭2018】オープニングセレモニー開催!三田佳子、佐藤浩市が役者としての覚悟語る
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今年で5回目を迎える同映画祭は、「京都で、つながる。京都で、ふれあう。」をコンセプトに、映画、アート、伝統工芸、新しいメディアへ「つながり、ふれあう」映画祭として開催。今年は「京都上映中。」をキャッチコピーに、京都市内に設けられた各会場で14日まで開催される。
昨年に引き続き、現存する日本最大の能舞台で重要文化財に指定されている西本願寺にて行われたオープニングセレモニー。祇園甲部による格調高い手打ちが行われた後、映画監督で同映画祭の名誉実行委員長を務める中島貞夫による「第5回京都国際映画祭。よーい、スタート!」という開会宣言によって開幕した。
アンバサダーを務める女優の三田佳子は、「大変なお役目でお招きいただきまして大変うれしく思っております」と感激。また、「清濁併せもった人生であると身を持って思うのですが、ここに上がらせていただき、清らかに落ち着いた気持ちで皆様にあいさつをさせていただくと、今後、三田佳子として女優としてやっていけるのかもしれないと思います」としみじみと話し、「女優として最後までやっていきたいと思います」と力を込めた。
国際的な活躍を期待される俳優を表彰する「三船敏郎賞」を受賞した佐藤浩市は、「38年前に初めての映画で京都に来てから約40年。大先輩の名前を冠する賞をいただくことは恐悦至極で緊張しております」と喜びのコメント。さらに、「外(海外)で仕事をするタイプではないので、日本から言語、習慣、慣習、宗教が違う異国に対して、映画という共通言語を発信することで普遍的なものを感じていただきたい。それと同時に、民族・民度の違いで中で、映画を通じてお互いを知ることができる力が映画にあると思っています。今後どれくらい映画を作っていけるかわからないですが、そういう気持ちで参加させていただきます」と映画人としての覚悟を語った。
そのほか、日本映画の父と呼ばれる京都の映画人・故牧野省三の遺徳を偲び、日本映画の発展に寄与した後進の映画人を表彰する「牧野省三賞」は映画監督の降旗康男、世界的に著名な俳優や監督を称える「モスト・リスペクト賞」は京劇俳優の尚長栄、言興朋が受賞した。
《錦怜那》
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