現在、NHK連続テレビ小説『まんぷく』にレギュラー出演中の松井は、幼少期から読書好き。普段から多くの本を読んでいることから、小説誌への書評の寄稿や有名作家の文庫解説の執筆など、これまでも様々な文筆活動に携わってきた。そんな松井が今回発表するのは、『拭っても、拭っても』。過去の恋愛によってトラウマを抱えたアラサー女性の主人公が、小さな、しかし確かな自信を持って、前を向くまでの物語となっている。
松井は同作について、「頭の中にある映像を言葉で人に伝えるのは、とてもエネルギーのいる作業でしたが、どこかで物語の続きを考えて遊んでいた子どものころを思い出して楽しんでいる自分がいました。書き続けることで、自分の新しい完成に出会える予感がしています」とコメントを残している。
松井の小説デビュー作『拭っても、拭っても』が掲載される文芸誌『小説すばる』(集英社)2018年11月号は、10月17日発売。