日テレ、『イッテQ!』祭り企画休止を発表「番組の放送責任は日本テレビにある」 | RBB TODAY

日テレ、『イッテQ!』祭り企画休止を発表「番組の放送責任は日本テレビにある」

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 日本テレビは、同局の人気番組『世界の果てまでイッテQ!』にてヤラセ疑惑が出ていることを受けて15日、「祭り」企画を当面の間休止すると発表した。


 同番組の人気コンテンツ「祭り」企画では、ラオスで実施された「橋祭り」を中心に、実際には存在しなかった「祭り」ではないかと『週刊文春』で報じられた。これを受けて日本テレビは、「『世界の果てまでイッテ Q!』『祭り』企画について」と題した謝罪文を発表。まずは冒頭、「このたびは『世界の果てまでイッテ Q!』(以下『イッテ Q!』)の『祭り』企画をめぐり、みなさまに疑念を抱かせ、ご心配をおかけする事態に至ったことについて深くお詫び申し上げます」と謝罪。問題となっている「祭り」企画については「これまでの調べで、番組の中で扱ってきた一部の『祭り』について、視聴者のみなさまに正しくその内容をお伝えしていなかったことがわかりました」と説明し、先述したラオスの橋祭りについては、「『祭り』という言葉を使わずに、『一本橋を自転車で渡る催しをラオスのビエンチャンで初めて番組がイベントとして開催し、宮川さんに挑戦してもらう企画』と丁寧に説明すべきであったと思います」とコメントした。

 さらに、「やらせ」や「でっちあげ」といった批判が各所であがっていることについては、「番組にその意図はありませんでした。もとより『イッテ Q!』はロケの失敗や不成立に関しても隠さず見せておりますので、制作スタッフには、事実を捻じ曲げたり、隠したりという考えはありません」とし、その一例として再度、橋祭りについて「『橋祭り』を例にとれば、企画の根幹である、宮川さん(宮川大輔)が本気で挑戦する姿について、予選敗退であったものを演出や編集で実際とは異なる成績に見せるといったことは一切なく、いささかも手を加えたことはありません。しかしながら、扱った『祭り』に関する開催の経緯やこれまでの実績などで説明が十分でなかったり、誤りがあった点については反省しております」と言及し、やらせや、でっちあげがなかったことを強調した。

 橋祭りを中心に提案したコーディネート会社に対して、日本テレビが責任を押し付けているのではないか、という意見も聞かれるが、これに対しては「コーディネート会社は番組制作における大切な協力者であり、番組の放送責任は日本テレビにあると考えております」と、今回の問題が自局の責任であることを明言。「出演いただいているタレントのみなさまにも大変なご迷惑とご心配をおかけしています。今回の問題で宮川さんをはじめ『イッテ Q!』にご出演いただいているタレントのみなさまに何の落ち度もないことは明らかで、こうした事態を招いた責任を痛感しております」と、出演者に対しても謝罪した上で、最後に「これまでの番組制作のあり方を猛省し、視聴者のみなさまに自信をもってお届けできる態勢が整うまで、『祭り』企画については、当面の間、休止することといたします」と「祭り」企画の当面休止を発表した。

 日本テレビは最後に、同番組について「『視聴者のみなさまに安心して楽しんでいただく』という原点に立ち返り、すべてにわたって制作のあり方を再点検し、これまで以上にみなさまのご支持を得られるような番組を目指して参ります」と述べている。

《KT》

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