まず、女子ショートプログラムでは、坂本花織が73.36点で2位発進したほか、紀平梨花が68.85点で5位、三原舞依が65.15点で8位に。坂本はこの日、絶好調。ジャンプをすべて成功させたほか、美麗な演技を見せ、自己ベストを更新して見せた。昨年12月にグランプリファイナルを制したことで注目を集める紀平は、冒頭のジャンプで失敗。得意のトリプルアクセルだったが、1回転半で着氷してしまい得点は0点に。その後は特に大きなミスもなく滑り終えたが、悔しい結果だろう。2017年に四大陸選手権優勝を果たした三原は、冒頭の連続ジャンプで回転不足の判定。また、着氷も乱れた。なお、女子ショートで首位に立っているのは、73.91点でブレイディ・テネル。
男子ショートプログラムでは、平昌五輪で銀メダルに輝いた宇野昌磨が91.76点で4位発進。演技冒頭で挑戦した4回転トウループでは着氷時に手をつくミスをしてしまったほか、その後の連続ジャンプでも着氷で乱れた。なお、首位は100.18点で米国のヴィンセント・ジョウとなっている。約9点差が開いているが、まだ優勝圏内だけにフリーの演技に期待したいところだ。