同書では、全身をがんに冒されながらも「楽しむのではなくて、面白がることよ」と語った人生観や、「やっぱり世の家族が崩壊しないのは女の粘り強さですよ」といった結婚観、そして「人間が老いていく、壊れていく姿というのも見せたかった」(映画『万引き家族』について)といった仕事観などが語られている。
12月20日の発売直後から反響を呼び、毎週重版が決定していたが、このほど17万部の増刷が決まり、ついに100万部に到達。文春新書で100万部を超えるベストセラーとなったのは、2012年に年間ベストセラー1位となった阿川佐和子の『聞く力』以来となる。