川端康成の原案から生まれた同作は、高校時代の同級生の訃報から物語がはじまる。卒業から10年、久しぶりに顔を合わせた面々は、これまで見たことも聞いたこともない奇想天外なお通夜を開くことにする。主人公は、大阪府茨木市にある簡素な木造アパートで、息子と二人で暮らしている28歳、シングルマザーの雪子。実生活でもママとなった前田敦子が雪子役をどのように演じるのかにも注目だ。
解禁された予告編では、同窓会ならぬ「同葬会」を地元商店街でとり行う姿や、母校をめぐる姿、そして同級生の死が仲間をつないでいく姿が描かれているが、全体を通して何やら不思議なお通夜であることが見て取れる。一体、彼らはどうしてこの同葬会を開くことにしたのか?映画『葬式の名人』は、2019年9月20日全国公開。