昨年の『M-1』終了後、上沼恵美子の審査に対し、とろサーモン久保田かずのぶ、スーパーマラドーナ武智が「オバハン」などと暴言を吐いて批判したことが物議を呼んだ。だが志らくは、上沼がかつて姉と海原千里・万里という伝説の漫才コンビを組んでいた時代に触れ、「あの方の漫才のスタイルがあったから、紳助・竜介が出来上がって、ダウンタウンができた」と回顧。
さらには「(そうした漫才の)歴史をちゃんと知ってたら、『おい、オバハン』と言えないんですよ」と主張し、「松本人志さんと上沼恵美子さんに『好き』って言われたらそれで勝ちなんですよ。他の人たちがいくら点数を悪くつけても、あの漫才の2人に『好きだ』って言わせるのがあの大会の目的」と持論を述べた。
ただ一方で、志らくは「スーパーマラドーナも、とろサーモンも、これで消しちゃったらダメ」と訴え、「芸人ってバカなんですよ。バカでそそっかしい奴らが芸人」と言及。その上で「お酒の勢いで(上沼さんのことを)勉強していないのが露呈してしまった、だから『ダメだ』で潰すんじゃなくて、引っ張りあげる必要がありますね」と、騒動を起こした2人の将来も案じていた。