桜井日奈子、34年ぶり復活の『ヤヌスの鏡』で優等生・不良の二役に挑戦
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同作は、1981年から1982年に『週刊セブンティーン』にて連載された宮脇明子の人気漫画で、 厳格な家庭に育つ優等生の高校生・小沢裕美が、 ある時、 厳しい祖母に閉じ込められた納戸の中で、 鏡台を見つけたことをきっかけに“ユミ”という全く別の人格を持った不良少女に変貌してしまう姿を描いた作品。1985年にフジテレビでドラマ化され、「古代ローマの神・ヤヌスは、物事の内と外を同時に見ることができたという。この物語は、ヤヌスにもう1つの心を覗かれてしまった少女の壮大なロマンである。もし、 あなたに、もう1つ顔があったら・・・ 」というナレーションが話題に。このほど、34年の時を経て再び映像化されることが決定した。
主人公、小沢裕美役を演じるのは、桜井日奈子。桜井は同時に、大人しい優等生・ヒロミと夜の繁華街に現れる不良少女・ユミという正反対の人格を演じ分ける難しい役どころに挑戦する。ヒロミとユミの切り替え、表情、所作、言い回しなど変貌する姿や表現力に注目だ。桜井が今まで演じてきた役柄は優等生のヒロミに近い役柄が多く、ユミのような不良役やアクションシーンなど新たな挑戦もご覧いただけます。
桜井は、同ドラマについて「ヒロミとユミ、同じ人間だけど対照的な2人が色々な人を巻き込んで本当の自分とは何か、葛藤する物語です。原作はお話をいただいてから読みました。ヒロミは今まで演じてきた役に近かったのですが、 ユミは今までに演じたことがない挑戦的な役でした。ユミの何にも動じない余裕と強さを表現するにはどうすればいいのか、 強がりに見えないように気をつけました。衣装やメイクが特徴的なので、 2人のスイッチの切り替えはそういったことで助けていただきました」とコメント。
二役の演じ分けについては、「大人しい優等生でいようとするヒロミと対照的なユミの、それぞれの気持ちに寄り添うことは難しくはなかったです。誰でも多面をもっていると思います。それは、理性がきちんと働く普通の人でも少なからず心のバランスを保つのに必要だし、多面であって当たり前なのかもしれないな、と改めて思いました。誰もが抱える心の悩みに寄り添える作品になれると嬉しいです」と語っている。
ドラマ『ヤヌスの鏡』は、FODにて8月に配信予定。
《KT》
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