東大祝辞で賛否両論......社会学者・上野千鶴子に『情熱大陸』が密着
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今回、同番組が密着するのは、社会学者、上野千鶴子。彼女は、今年の東京大学入学式で行ったスピーチにおいて、冒頭から去年発覚した東京医科大の医学部入試での女子差別問題に言及。「学内にも社会にも性差別が横行しています」とズバリ発言するなど話題を読んだ。
さらに、「(東京大学に入学し)頑張ったら報われるとあなたがたが思えることそのものが、あなたがたの努力の成果ではなく、環境のおかげだったことを忘れないようにしてください。あなたがたの恵まれた環境と能力とを、恵まれない人々を貶めるためにではなく、そういう人々を助けるために使ってください...ようこそ東京大学へ」と語りかけた約10分間の祝辞には、「感動した」と共感の声が沸き起こる一方で、「祝辞にふさわしいのか?」と批判する声も。Twitterで「上野千鶴子」がトレンド入りにするほどの反響だった。
上野は、日本における女性学・ジェンダー研究の第一人者としてベストセラー『おひとりさまの老後』を始め数々の話題作を送り出し、かつてのアグネス論争のように発言のたびに議論を呼ぶ“論客”として活躍を続けて来た。「テレビの密着取材は基本、受けて来ませんでしたので・・・」という彼女は、どうして今回、番組の取材を承諾してくれたのか?
番組では、スピーチへの賛否が渦巻く中、颯爽と仕事に臨む上野に密着。周囲の心をわしづかみにしていくスター学者の姿を追う。さらに、今回、話題となった祝辞やジェンダー問題について、現役東大生と語り合う特別授業が、東大生たちの手によって開催されることに。「血も涙もない理論派と言われてましたから・・・」という上野が若者たちへ伝えたいメッセージとは?
『情熱大陸』(MBS/TBS系)は、6月30日よる11時から放送。
《KT》
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