田中美里・田中美佐子が新ドラマで加害者の母・被害者の母に
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家庭内暴力をふるう不登校の中学生が殺害されるところから始まる同ドラマ。加害者は、13歳の同級生。殺人を犯しても少年法で守られていて罪には問われない。やり場のない怒りを抱えた「被害者の父」を演じるのは遠藤憲一。生きる支えは、息子の無念を晴らすこと。矛先を向けたのが「加害者の母」で、儚げな美しさをもつ、シングルマザーだ。殺人を犯す少年を育てた母親の動向を知るために、怒りと復讐心から己を偽り近づいてゆくが・・・?原作は、社会派ミステリーの名手・小杉健治が描く、『それぞれの断崖』。
そんな同ドラマで田中美里が演じるのは、遠藤憲一演じる被害者の父・志方恭一郎と禁断の愛に堕ちていく加害者の母・八巻はつみ役。八巻は、クラブホステスでもある。さらに、遠藤演じる志方の妻・雪子(=被害者の母)役は、田中美佐子が演じる。2人のほか、八巻はつみの長男でキレると怖い一面を持つ八巻満ヤウを清水大登、志方家の長男・志方恭介役を渡邉蒼、志方家の長女・志方真弓を仁村紗和、志方家の次女・志方真紀を永瀬莉子、主に少年事件を手がける人権派弁護士・若菜秀一を内田滋、ほか梨本謙次郎、目黒祐樹の出演も決定している。
出演が決まった田中美里は、「オファーをいただいた時、すごく難しい役だけど、こんなにやりがいのある役は滅多にないので絶対やりたいと思いました」と心境をコメント。「『殺人者となる子を持つ母』というのは初めてなので想像してもし尽くせず。また禁断の愛に堕ちる役というのも初めてで、単に艶っぽいというだけでなく、そういったシーンに葛藤や悲しみ、それこそ純粋さも入り混じったような感情も含めて表現しなければならないので、とても難しいと思っています」と語っている。
田中美佐子は、「同世代の娘をもつ身としては『子を殺された母』なんて現実には絶対あって欲しくないですね。今まで色々な役をやってきて『こんな人間、現実にはいないでしょ』という人物像でも、私は『世の中に絶対1人はいる』と信じて演じてきましたが、今回それが初めて揺らぐかもしれません」と同ドラマについてコメントした。
ドラマ『それぞれの断崖』(東海テレビ・フジテレビ)は、8月3日スタート。毎週土曜よる11時40分から放送される。
《KT》
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