今年3月に放送された『TVチャンピオン極』で「文具王」の称号を得た“文房具ソムリエ”の石津大氏がアドバイザーを務め、商品化を進めているというこの製品。
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単三電池4本で動くコードレスの電動式で、上部には六角形・三角形・丸型の3つの穴が開いており、削りたい鉛筆の太さや形に合わせて切り替えることで、様々な形状の鉛筆を自動で削ることができる。
石津氏曰く、「電動式で六角形と三角形、大きな丸型の削り口を作ったのは、今回が世界初です。コード付きの電動鉛筆削りは重くて持ち運びが不便ですが、『リビング学習』を意識して、お子さん自身が手軽にリビングに持ち運べることをコンセプトにしました」とのこと。

最近の子供は通常の六角形の鉛筆に加え、「くもんのこどもえんぴつ」に代表される三角形で太いタイプの教育用の鉛筆や、太くて丸い色鉛筆など、様々な太さや形状の鉛筆を使う機会が多い。
一方で、これらに対応する電動式の鉛筆削りの商品化が追いついておらず、日々不便を感じている親も多かったことだろう。
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実際に同製品を使って削らせてもらうと、鉛筆と削り口の形がフィットしているため、振動が少なく削ることができた。今我が家で使っている丸い形の鉛筆削りは、違う形状の鉛筆を入れるとぶれてしまい、子どもが削ると失敗して芯が折れてしまうことが多い。同製品はそんな悩みを一発解決してくれる画期的なアイテムのようだ。

我が家では、今日も小学生と幼児が使った様々な形の鉛筆を10本程度、削らなければならず、この「鉛筆削り問題」は地味ながらもひっ迫した問題となっている。正直、発売日が待ち遠しい。