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1杯600円!日清の新しいカップ麺を食す

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1杯600円!日清の新しいカップ麺を食す
1杯600円!日清の新しいカップ麺を食す 全 18 枚
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「印象だけでものを語るな」というのは、インターネットが普及して早20年(まあ、どの時点から“普及”したのか? という問題はあるとはいえ)、現在においてまさに我々が留意しなければならない言葉だと思うんですよね。

で、印象だけでものを語られている最たるものがラーメンだと思うんです。何故みんなすぐに、「ラーメンは不健康」って言うの? 肉も野菜も主食も、いちばんおいしく入っているのがラーメンでしょ? ヤサイマシマシって呪文があるくらいで、ほかの食い物よりもほっぽど野菜が入ってヘルシー。それがラーメンなんですよ。

そうすると、また小うるさい人が言うわけですよ、塩分がなんだとか脂がとか栄養バランスがどうとか。そんな人に反論するかのようなカップ麺が、今回紹介する「All-in NOODLES 卵黄だれとラー油をきかせたコク旨油そば」です(名前長っ!)。ちなみに販売は日清食品グループ オンラインストアで、1つ600円(税抜)で販売されています。

まあ、ラーメンと言うよりも最近流行の混ぜそばであり、日清食品の「All-in NOODLES」シリーズの一商品なんですけれどもね。ラインナップとしては、単体の麺のみ1食が400円(税別)で用意されているほか、「パクチー香るトムヤムまぜそば」、「ごま香る濃厚坦々まぜそば」が存在し、さらにセット商品も販売されています。

で、そもそも「All-in NOODLES」とは何かというと、先ほど言った“栄養バランス”について考えられた麺製品なんですよ。なんでも、1日に必要な栄養素の1/3量以上を配合した麺が入っているのだそうで。もちろんこればっかり食べるのはよくないかもしれないけれど、計算上はこのまぜそばを1日3回食うと、1/3+1/3+1/3ということで、1日の栄養素が全部採れてしまうんじゃないかって……。まあ、いい大人ならそんなことはしないほうがよさげってことは分かると思いますし、そもそもそういうことではないのでしょうが、ともかく健康には甚だ良さそうな食品なわけです。ラーメンを批判する輩に鉄槌を下すことのできる存在ってワケですね。

と、ラーメンを批判する輩への敵愾心から前置きが長くなってしまいましたが、実食してみましょう。

まずは容器。600円という価格もあってか豪華というより品がいい(別にカップヌードルシリーズの品が悪いわけじゃないですよ念のため)。容器の周りをくるりと紙のシートが覆っています。

カップ容器をぐるりと多う紙製のシート。デザインもセンスいいですね。「この1食で、全ての栄養、全部どり」と、ラーメンが素晴らしい食品であること(?)を高らかにうたいあげています。


さて、シートにはラーメンに(ではなく実際はAll-in NOODLESに)含まれている栄養がいかに多いか、そのリストも表記されていて、「俺はラーメンという“健康食”を食っているんだ文句あるか!」という気分を盛り上げてくれる仕掛けも。

見よ! このそうそうたるビタミン軍団を! そのほかも色々入っているみたいだけど、分かんないからまあいいや。とにかく栄養全部入りってことですよね。


実際の作り方なのですが、まぜそばだけあって、カップ焼きそばと変わらない手順。容器が大仰だけにちょっとビビりましたが、簡単です。

シートには作り方もしっかりと。まあ、普通のカップ焼きそば同様です。


こちらが紙シートを外したお姿。ちょっとデカ目のカップ麺といった風貌。


では、内容物を取り出しましょう……

作り方の手順に従って、中身を全部取り出しました。麺本体と、かやく、液体だれのほか、「卵黄だれ」なるものまで。さすがまぜそば。


最初は、フタ上面に配置されている湯切り用のツメを開放して穴を開きます。この手順も説明に記載されているんですよ。丁寧。

お湯を流す穴のほか、空気の取り込み穴もありますので注意。真ん中が凹んだフタの形状には、実は秘密があるんです。


お次に麺の袋を開けるのですが、これもデザインが凝ってますねぇ。All-in NOODLESのロゴもオシャレですよ。

All-in NOODLESのご本尊であるところの、麺。この中に1日に必要な全栄養の1/3が詰まっているってワケですよね。


と、麺の袋を開けると青い袋が。

「ほぐしオイル」だそうです。まぜそばだけに、これを入れてなめらかにします。まぜそばの“油感”が高まる仕掛け。


袋から取り出した麺は、かやくとともにカップの中に。お湯を注ぎます。
点線までお湯を注ぎます。


お湯を注いだら6分間待つのですが、その間液体だれをフタの上に置いて温めます。先ほど「フタには秘密がある」と言いましたが……

フタの中央部の凹みは、こうして液体誰を置いておくスペースだったんですね。さすが! 意匠的なデザインだけでなく、実用面でもよくできています。


6分経ったのでお湯を切ります。

指を置く場所は、こうしてフタの上にモールドされています。


お湯を切った直後に中身を見たのですが、あんまりカップ麺らしい雰囲気はなくて、普通の麺みたいでした。

お湯を切った直後。カップ麺のような、膨らんで密度が上がった感はなく、どちらかというとインスタントではない麺のような風貌。


ここまできたら、あとは液体類を入れて混ぜるだけです。
まずはほぐしオイルを。とろーっと入っていきます。ほぐしオイルを入れたら、均等になじむよう、混ぜます。


お次は液体だれ。味の主役ですね。


続いて卵黄だれ。まぜそば系のお店では、オプションで温泉たまごなどを混ぜますが(僕は卵入れる派です。まろやかになりますしね)、同じ気分になれますね。


黄身をトロトロと入れている感じ。コイツは後々、いい仕事することになります。


さて、全部入れ終わったら、そこはやっぱりまぜそばなので、まぜまぜと。

全体に液体だれが行き渡るように混ぜました。麺とたれの割合はこんな感じ。お店で食べるまぜそばと同程度というところです。


ひととおり調理(とも呼べないわけですが)が完了! ガッツリ食べてみます!

すべてをまぜあわせ、ついに完成した「All-in NOODLES 卵黄だれとラー油をきかせたコク旨油そば」(名前、やっぱり長っ!)。うーん、作り方はカップ麺ですが、麺の風貌はむしろ、店頭で食すものと似ていますね。


まぜそばてーのはやっぱり、一気にガツガツと食ってこそウマい! ので、じゃんじゃん口の中に運んで食べてみたのですが、これね、たしかにカップ麺ではありますが、その作りは本格的な麺ですね。まず、コシがあるといいますか、カタさがある。カップ麺の場合、麺をカタめにしようとするならば、「2分で」フタを開けたりするわけですが、その場合確かに麺はカタめではあるものの、湯が浸透していないわけで、なんとなく“芯”が残っている雰囲気。いっぽうAll-in NOODLEは太くてきちんと噛みごたえがあるんですよね。麺を見ればわかりますが、パスタに似た感じ。だからこその、ラーメンではなくてまぜぞばでの商品化ってことなのかもしれません。

全体の味については、意外と液体だれのパンチが効いている。ほどよく辛く、これもカップ麺というよりはふつーにまぜそば。カップ麺的な、万人向けのやさしさよりも、まぜそばとしての心意気を感じますかね。そして、そんな主張の強い液体だれに対して、コクというかまろみを出してくれるのが、卵黄だれですよ。いい仕事してます。濃い口な味の液体だれの味だけだと、ともすれば単調になってしまうところ、この卵黄だれの風味がそれを中和するように口に広がるところはナイス! 納得のハーモニーではないでしょうか。

これにて、「All-in NOODLES 卵黄だれとラー油をきかせたコク旨油そば」のレポートを終わります。バランスよく栄養を摂取できるのが本製品の主な特徴だとは思うのですが、それ以前に、麺がカップ麺や即席麺らしからぬ質量を持っているので、それを楽しむのもアリかと。All-in NOODLESのページには、商品紹介のほかにアレンジレシピなども掲載されていますので、そちらも閲覧してみることをオススメします。

<TEXT:dairoh>

《RBB TODAY》

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