出演したきっかけは、出身大学・慶応義塾大学ラグビー部の先輩で、TBSの演出家・福澤克雄氏から直接電話がかかってきたことから始まったという。ただし最初は「ラグビーのシーンの監修だから」といった程度で言われていたそう。ところが2回目の打ち合わせのときに台本の読み合わせを持ち掛けられ、読みだすと途中で「はい」と言われ、一瞬で出演が決まったとのだとか。
ただ、廣瀬が演じることになった関西の選手の大阪弁がかなりキツめのイントネーションだったことから、福澤に加え、方言指導の講師、さらにはドラマにも出ていた榎本鉄平がセリフのトレーニングを担当することになり、廣瀬を含めた4人で別部屋で喋りの「特訓」をスタート。それは1回4時間に及んだこともあったそうだが、そんな下準備を6~7回繰り返してから本番のための稽古に入っていたという。
ただ真夏に行われた撮影。阿川佐和子が「本当の試合よりつらかったんじゃないか」と投げかけられると、彼は「試合は80分で終わるが、ドラマ(の試合のシーン)はいつ終わるかわからない」と指摘。
またカメラの位置を変えるのに10分、15分費やされたあとで「100%(の演技)お願いします」と言われたり、プレーでNGを出すと「同じようにやってください」と指示されるなど大変だったと語っていた。